オースティン・ジャクソン

オースティン・ジャクソン：華麗なる外野守備と俊足の持ち主

オースティン・ジェリエル・ジャクソン（Austin Jarriel Jackson, 1987年2月1日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州出身のプロ野球選手（外野手）です。右投右打で、現在はフリーエージェント（FA）となっています。愛称は「A Jax」。

プロ入り前

12歳の時には早くもベースボール・アメリカで全国最高の選手として紹介され、その3年後にも再び紹介されるなど、若くしてその才能は高く評価されていました。

プロ入り後

ヤンキース傘下時代 (2005-2009)

2005年のMLBドラフト8巡目（全体259位）でニューヨーク・ヤンキースから指名を受けプロ入り。ルーキー級からAAA級まで着実にステップアップし、2009年にはAAA級で打率.300を記録。同年オフにはヤンキースとメジャー契約を結びました。

デトロイト・タイガース時代 (2010-2014途中)

2009年オフに三角トレードでデトロイト・タイガースへ移籍。2010年にメジャーデビューを果たすと、151試合に出場し打率.293、4本塁打、27盗塁を記録。ア・リーグ最多となる170三振を喫しましたが、新人王候補にも選ばれました。

2011年にはリーグ最多の11三塁打を放ち、フィールディング・バイブル・アワードを受賞。MLBトップの守備防御点+29を記録し、その守備力を高く評価されました。2012年には打率3割を達成し、2年連続でリーグ最多三塁打を記録するなど、走攻守にわたってチームに貢献しました。

シアトル・マリナーズ時代 (2014途中)

2014年7月、三角トレードでシアトル・マリナーズへ移籍。移籍後も中堅手として出場しましたが、打率は低迷。しかし、走塁面では85%の盗塁成功率を記録し、3年ぶりに20盗塁以上を達成しました。

シカゴ・カブス時代 (2015)

2015年8月、トレードでシカゴ・カブスへ移籍。オフにFAとなりました。

シカゴ・ホワイトソックス時代 (2016)

2016年3月、シカゴ・ホワイトソックスと契約。しかし、6月に左膝半月板損傷で故障者リスト入りし、シーズンを全休。規定打席に到達できませんでした。

クリーブランド・インディアンス時代 (2017)

2017年1月、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約。同年は故障で離脱した時期もありましたが、打率.318、7本塁打、35打点と好成績を記録。8月にはフェンウェイ・パークでフェンスを越えてブルペンに転落しながらも好捕を見せ、MLB公式サイトのプレイ・オブ・ザ・イヤーに選出されました。

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代 (2018)

2018年1月、サンフランシスコ・ジャイアンツと契約。

ニューヨーク・メッツ時代 (2018)

2018年7月にトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍しましたが、アクティブ・ロースターに登録されることなく自由契約に。その後、ニューヨーク・メッツと契約し、同年オフにFAとなりました。

2020年4月にはMLB復帰への意欲を示していましたが、現在に至るまで契約は結ばれていません。

プレースタイル

俊足と広い守備範囲を誇る外野手。特にタイガース時代には、その守備力はMLBトップクラスと評価されました。打撃では、高いBABIP（運の要素）に支えられた打率を残す一方で、三振が多い傾向があります。

受賞歴

フィールディング・バイブル・アワード（中堅手部門）：1回（2011年）
プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク：1回（2011年8月29日 - 9月4日）

背番号

14（2010年 - 2014年途中）
16（2014年途中 - 2015年途中、2018年）
27（2015年途中 - 同年終了）
10（2016年）
* 26（2017年）

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