桜咲彩花

桜咲彩花：元宝塚娘役スターの華麗なる軌跡

桜咲彩花（おうさき あやか）は、1986年10月31日生まれ、大阪府出身の日本の女優です。元宝塚歌劇団花組の娘役スターとして知られ、その愛らしい容姿と確かな演技力で多くのファンを魅了しました。愛称は「べーちゃん」。現在は生島企画室に所属し、舞台を中心に活躍しています。

宝塚歌劇団入団前

桜咲は幼少期からバレエを習い、舞台芸術への関心を深めました。活発な性格で、引っ越し先でもすぐに友達を作り、応援団に立候補したり、ラクロス同好会を立ち上げたりするほどでした。小学校6年生の時、星組公演「WEST SIDE STORY」を観劇したことがきっかけで宝塚歌劇団に憧れを抱き、その後「エリザベート」で宝塚の虜となります。高校1年生の冬に宝塚受験を決意し、3度目の挑戦で宝塚音楽学校に合格を果たしました。合格発表の際には嬉しさのあまり大声をあげ、テレビカメラに囲まれたというエピソードも残っています。

宝塚歌劇団時代

2007年、宝塚歌劇団に93期生として入団。星組公演「さくら／シークレット・ハンター」で初舞台を踏み、その後花組に配属されます。2011年には、「愛のプレリュード」で新人公演初ヒロインを務め、その実力を開花させました。2012年の「Victorian Jazz」ではバウホール公演初ヒロインに抜擢。2013年の「オーシャンズ11」では2度目の新人公演ヒロインを演じました。2015年の「風の次郎吉」では、専科の北翔海莉の相手役として、仙名彩世とダブルヒロインを務め、東上公演を果たします。2016年には、「ME AND MY GIRL」でマリア公爵夫人役を役替わりで演じ、続く「アイラブアインシュタイン」ではバウホール公演ダブルヒロインを務めました。

宝塚時代には、様々な役柄に挑戦し、その都度新たな魅力を開花させました。彼女の卓越した演技力と華やかなオーラは、多くの観客を魅了し、宝塚歌劇団の娘役スターとして確固たる地位を築きました。

2019年4月28日、仙名彩世の退団公演となる「CASANOVA」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚歌劇団退団後

宝塚歌劇団退団後、2019年11月より生島企画室に所属し、芸能活動を再開しました。舞台を中心に活躍しており、2021年には越路吹雪40回忌コンサート『Après Toi〜アプレ・トワ』や舞台『赤シャツ』に出演、2022年には舞台『リトルプリンス』に出演するなど、その活躍の場を広げています。

また、CMにも出演し、その明るい笑顔と親しみやすいキャラクターで視聴者の心を掴んでいます。

主な舞台出演作品

宝塚歌劇団時代

初舞台
2007年3 - 4月、星組『さくら』『シークレット・ハンター』
花組時代
2007年9 - 12月、『アデュー・マルセイユ』『ラブ・シンフォニー』
2008年2月、『メランコリック・ジゴロ』『ラブ・シンフォニーII』（中日劇場）
2008年3月、『舞姫-MAIHIME-』（日本青年館）
2008年5 - 8月、『愛と死のアラビア』『Red Hot Sea』
2008年9 - 10月、『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』『エンター・ザ・レビュー』（全国ツアー）
2009年1 - 3月、『太王四神記』
2009年5月、『哀しみのコルドバ』 - ペピータ『Red Hot SeaII』（全国ツアー）
2009年7月、『ME AND MY GIRL』（梅田芸術劇場）
2009年9 - 11月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - 新人公演：アンドレ（幼少時代）『EXCITER!!』
2010年1月、『BUND／NEON 上海』（バウホール） - モニーク・シアラヴォラ
2010年3 - 5月、『虞美人』 - 新人公演：玉華
2010年7 - 10月、『麗しのサブリナ』 - スーザン、新人公演：ジュリー『EXCITER!!』
2010年11 - 12月、『CODE HERO／コード・ヒーロー』（バウホール・日本青年館） - シベール
2011年2 - 4月、『愛のプレリュード』 - 新人公演：キャシー・ローレン『Le Paradis!!』
2011年6 - 9月、『ファントム』 - オペラ座のダンサー／街の女、代役：フルール、新人公演：フローラ
2011年10 - 11月、『小さな花がひらいた』 - みつ『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』（全国ツアー）
2012年1 - 3月、『復活-恋が終わり、愛が残った-』 - 新人公演：ミッシィ『カノン』
2012年5月、『近松・恋の道行』（バウホール・日本青年館） - 小弁（喜世）
2012年7 - 10月、『サン＝テグジュペリ』 - ポーレット、新人公演：新聞記者『CONGA!!』
2012年11月、『Victorian Jazz』（バウホール） - サラ・ウォルターズ
2013年2 - 5月、『オーシャンズ11』 - 記者、新人公演：テス・オーシャン
2013年6 - 7月、『戦国BASARA』（東急シアターオーブ） - かすが
2013年8 - 11月、『愛と革命の詩』 - 新人公演：コワニー伯爵夫人『Mr. Swing!』
2013年12月、『New Wave!-花-』（バウホール）
2014年2 - 5月、『ラスト・タイクーン』 - セシリア・ブレーディ、新人公演：ケイティ・ドーラン『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
2014年6月、『ベルサイユのばら』- ソフィア（中日劇場）
2014年8 - 11月、『エリザベート』 - 女官
2015年1月、『風の次郎吉』 - 目明しのあやめ（ドラマシティ・日本青年館）
2015年3 - 6月、『カリスタの海に抱かれて』 - ナディア『宝塚幻想曲』
2015年7 - 8月、『スターダム』（バウホール） - ダイアン／ニコール
2015年10 - 12月、『新源氏物語』 - 紫の上『Melodia-熱く美しき旋律-』
2016年2 - 3月、『For the people』 - アンナ（ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場）
2016年4 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - ディーン・マリア公爵夫人／ディス夫人
2016年9月、『アイラブアインシュタイン』（バウホール） - ミレーヴァ
2016年11 - 2017年2月、『雪華抄』『金色の砂漠』 - 第二王女ビルマーヤ
2017年3 - 4月、『仮面のロマネスク』 - マリアンヌ・トゥールベル夫人『EXCITER!!2017』（全国ツアー）
2017年6 - 8月、『邪馬台国の風』 - フルヒ『Santé!!』
2017年10月、『はいからさんが通る』 - 花乃屋吉次（ドラマシティ・日本青年館）
2018年1 - 3月、『ポーの一族』 - ジェイン
2018年5月、『あかねさす紫の花』 - 鏡女王『Sante!!』（博多座）
2018年7 - 10月、『MESSIAH』 - 福『BEAUTIFUL GARDEN』
2019年2 - 4月、『CASANOVA』 - ダニエラ

宝塚歌劇団退団後

2021年5月、越路吹雪40回忌コンサート『Après Toi〜アプレ・トワ』（博多座）
2021年9月、『赤シャツ』（東京建物 Brillia HALL・森ノ宮ピロティホール） - 小鈴
2022年1 - 2月、『リトルプリンス』（シアタークリエ・ビレッジホール）

出演イベント

2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
2014年7月、『宝塚巴里祭2014』
2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
2016年4月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
2018年11-12月、轟悠ディナーショー『Yū，Un jour chantant』
2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』

CM出演

2020年10 - 2021年9月、『コルゲンコーワ』
2020年12月、『JAL』

外部リンク

桜咲彩花 公式プロフィール
桜咲彩花 (@ayaka.osaki) - Instagram

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