帆純まひろ

帆純 まひろ

帆純まひろは、兵庫県西宮市出身の元宝塚歌劇団花組に所属した男役スターです。1996年3月15日生まれ。愛称は「ほっちゃん」、「ほってぃ」など。身長は169cm。

幼少期からバトントワリングに打ち込み、全国大会で常に上位に入る強豪チームで腕を磨きました。大阪・御堂筋パレードでの活躍経験もあります。バトンの先生が宝塚ファンだったことをきっかけに、中学時代に宝塚歌劇と出会います。2005年の宙組公演を初めて観劇し、舞台上で輝く出演者たちの姿に感銘を受けました。中学2年でバトンの個人種目で全国大会に進出したことを機に、宝塚音楽学校受験へと目標を定めます。

2011年に宝塚音楽学校に入学し、99期生として研鑽を積みました。2013年に音楽学校を卒業後、宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は27番でした。同年4月には雪組による宝塚大劇場公演『ベルサイユのばら－フェルゼン編－』で初舞台を踏みます。組まわりを経て、2014年には花組に配属されました。

舞台姿は元雪組トップスターの早霧せいなを彷彿とさせると言われ、入団当初から注目される存在となります。花組配属後は、様々な作品で個性を発揮し、着実にキャリアを重ねていきました。特に新人公演では、度々主要な役を務め、経験を積みます。2019年、仙名彩世の退団公演となった『CASANOVA』では、新人公演で初の主演を務めました。これは99期生から初めて誕生した新人公演主演者であり、大きな一歩となりました。

その後も、2022年にはバウ・ワークショップ『殉情』でバウホール公演の初主演を果たすなど、学年が上がるにつれて中心的な役を担うことが増え、男役スターとしての存在感を高めていきました。

花組での約10年にわたる舞台生活を経て、2024年5月26日、柚香光・星風まどかトップコンビの退団公演である『アルカンシェル』の東京宝塚劇場千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団しました。

退団後は、女優の柴咲コウが代表を務める芸能事務所、レトロワグラースに所属。今後は女優として、舞台を中心に新たな表現活動を展開していく予定です。宝塚で培った表現力と経験を生かし、さらなる活躍が期待されています。

主な出演作としては、新人公演主演を務めた『CASANOVA』、バウワークショップ主演の『殉情』の他、本公演では『エリザベート』、『新源氏物語』、『ポーの一族』、『はいからさんが通る』、『アルカンシェル』など多数の作品で重要な役を演じました。また、『タカラヅカスペシャル』や、水美舞斗・華優希のライブなど、イベントにも出演し、その魅力的なパフォーマンスを披露しました。

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