カリー観光

カリー観光について

有限会社カリー観光は、沖縄県豊見城市に本社を構える企業です。沖縄本島と石垣島を拠点に、路線バス・貸切バス事業、旅行業、そしてリゾートホテルの運営を手がけています。2005年の設立以来、沖縄の観光を支える重要な役割を担っています。

沿革

カリー観光は2005年に設立されました。創業者は那覇交通や北部観光バスでの勤務経験を持ち、その知見を活かして事業をスタートさせました。その後、石垣島へも進出し、事業を拡大しています。社名の「カリー」は、沖縄の方言で「めでたい」「縁起が良い」という意味を持つ「かりゆし」に由来しています。

2005年5月25日：会社設立。
2005年9月8日：貸切バス事業の免許を取得。
2005年10月11日：大型バス5台とリフト付き小型バス1台で営業を開始。
2015年6月22日：石垣島で路線バスの運行を開始。
2018年7月1日：沖縄本島で路線バスの運行を開始。
2019年10月1日：本部町にコンドミニアム型ホテル「カリーコンド美ら海」を開業し、宿泊業に進出。

事業所

本社営業所：沖縄県豊見城市伊良波146-1
石垣営業所：沖縄県石垣市大浜201-1

貸切バス

沖縄本島と石垣島で貸切バス事業を展開しています。2016年3月31日時点での保有車両数は33台です。車両のデザインは、白い車体に沖縄の伝統的な織物であるミンサー織りの柄の帯が特徴的です。

路線バス

石垣島

55番：石垣空港 ⇔ 石垣港離島ターミナル（直行）

南ぬ島石垣空港（新石垣空港）と石垣港離島ターミナルを結ぶ直行路線です。
2015年6月22日に運行を開始しました。
途中の停留所には停車せず、所要時間は約30分です。
東運輸が運行する空港線（4・10番系統）に比べて、所要時間が若干短いのが特徴です。
8時台から19時台まで30分間隔で、1日21往復運行しています。
当初の運賃は東運輸と同額の540円でしたが、2016年7月1日に500円に値下げされ、900円の往復割引チケットも発売されています。
「ミンサー号」という愛称で親しまれています。
車両は、他社から移籍したバリアフリーバスやノンステップバスを使用しています。
2016年3月31日時点での路線車両数は7台です。

当初、2014年の運行開始を計画していましたが、離島ターミナルのバスの混雑問題により、石垣市がバス停留所の設置を許可しなかったため、運行開始が遅れました。その後、2015年2月に設置工事の許可が下り、同年中に運行を開始しました。東運輸の空港線とは激しい競争が繰り広げられており、新石垣空港では客引きのような行為が見られるという指摘もあります。

沖縄本島

北谷ライナー

那覇空港・県庁北口（北谷方向）/旭橋駅前（那覇空港方向）からダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷を結ぶ路線です。
2018年7月1日に運行を開始しました。
当初は宜野湾終点の「宜野湾ライナー」と北谷終点の「北谷ライナー」の2系統でしたが、同年10月1日に統合されました。

美ら海ライナー

那覇空港・県庁北口（本部方向）/旭橋駅前（那覇空港方向）からアメリカンビレッジ、名護市役所前、海洋博記念公園、ホテルオリオンモトブリゾート＆スパ、カリーコンド美ら海を結ぶ路線です。
2019年4月1日に運行を開始しました。
那覇市内および本部町内のみの利用はできません。
本部方面行きは予約優先便です。

パルコシティシャトルバス

おもろまち駅前からサンエー浦添西海岸パルコシティを結ぶ路線です。
2020年5月16日より運行を開始しました。
以前は土日祝日のみ運行の無料シャトルバスでしたが、有料化され毎日運行となりました。

瀬長島ライナー

おもろまち駅前から県庁北口、那覇空港を経由して瀬長島を結ぶ路線です。
2021年5月17日に運行を開始しました。
以前運行されていた豊崎ライナー（イーアス沖縄豊崎発着）の発着点を変更したものです。

定期観光バス

川平ライナー

離島ターミナルと各提携ホテルから川平湾を経由し、新石垣空港を結ぶ定期観光バスです。
2016年7月20日に運行を開始しました。
川平湾での休憩時間（約80分）を挟み、新石垣空港を発着する便があります。
午前始発と午後始発の便がそれぞれ1本ずつ、計2往復運行しています。
予約制です。

脚注

カリー観光公式サイト: カリー観光

カリー観光は、沖縄の観光を支える重要な企業として、地域に根ざしたサービスを提供しています。今後も、路線バスや観光バス、ホテル事業を通じて、沖縄の魅力を発信していくことが期待されます。

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