ガレーヂ伊太利屋

ガレーヂ伊太利屋の概要

ガレーヂ伊太利屋（ガレーヂいたりや）は、東京都で営業を行う自動車ディーラーであり、特にイタリア車に力を入れた中古車の販売を行っています。もともとは婦人服メーカーの「伊太利屋」系列として設立されましたが、現在はその系列から独立した形で運営されています。

沿革

このディーラーは1976年11月25日に創業されました。設立当初は、ヴァンデンプラ・プリンセス1500やイノチェンティ・ミニ・デ・トマソといった車両の並行輸入からスタートしましたが、1982年にはランチアやマセラティの輸入販売権を獲得し、その年の8月には日本自動車輸入組合（JAIA）に加入しました。このことにより、正規ディーラーとしての地位を確立し、2002年3月には一度退会するまで正規販売を続けていました。

1991年から1997年にはランボルギーニの日本総代理店も務め、その後はマセラティやランチアのさまざまな車両の販売を行なっていました。しかし、1997年にマセラティの輸入権が他社に譲渡されると、1998年にはランチアの正規輸入も終了してしまいました。

その後、ガレーヂ伊太利屋はフィアット、アバルト、アルファロメオの正規ディーラーとしての事業にシフトしました。東京都内では江東区有明と港区麻布十番に店舗を構え、新しい経営方針に基づいて運営されていましたが、有明店は2006年に閉店し、2014年にはお台場に新たな店舗をオープンしました。

独自の並行輸入ルートを活用してランチアの販売も続行し、マセラティやフェラーリの取り扱いも行っていましたが、これらの取り扱いも2017年に終了しました。その後も「フィアット/アバルトお台場」としての営業を続けていましたが、2020年には新車販売契約を解消したものの、アフターサービス業務は継続しています。このため、フィアット、アバルト、アルファロメオの正規指定サービス工場としての地位も保持しています。

現在では、主にイタリア製の中古車やヴィンテージカーの販売、メンテナンス、レストアを中心に業務を進めています。2022年11月からは、IDOM（旧：ガリバーインターナショナル）との共同運営によって、お台場の店舗で「リベラーラお台場店」との共存を図り、整備工場も共同で利用する形にして運営を行っています。

モータースポーツとの関わり

また、ガレーヂ伊太利屋は1970年代から1980年代にかけて、親会社の伊太利屋とともに多くの自動車レースにもスポンサー活動を行っていました。具体的には、ル・マン24時間レースや全日本F3000選手権、さらにはフォーミュラ1など、国内外での自動車レースに積極的に参戦するレーシングチームへの支援を行っていました。このように、ガレーヂ伊太利屋は自動車業界のみならず、モータースポーツの発展にも寄与してきた企業です。

今後も、イタリア車の魅力を伝える存在として、ガレーヂ伊太利屋はその活動を続けていくでしょう。

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