キノピー (桐生市)

キノピー：桐生市のマスコットキャラクター

キノピーは、織物の街として知られる群馬県桐生市のマスコットキャラクターです。2011年、桐生市制90周年を記念して誕生しました。

デザインの由来

キノピーの最大の特徴は、そのユニークな外見です。頭部は、桐生市内に多く見られる鋸屋根の工場をモチーフにしており、三連の屋根が連なった形をしています。この三連の屋根は、合併した地域の融和を象徴していると言われています。屋根には、工場の特徴である天窓も再現されています。

全体的なカラーリングは、頭・胴・足が薄茶色、腕が水色、屋根が茶色となっています。胴体正面には桐生市の市章である桐紋が描かれており、水色の両腕は市内を流れる渡良瀬川や桐生川を表しています。

名前の由来は、桐生の「キ」、鋸屋根の「ノ」、ハッピーの「ピー」を組み合わせたものです。

キノピーの歴史

キノピーは、2011年3月5日に行われた「桐生市制施行90周年・水道創設80周年記念式典」で初めてお披露目されました。この日がキノピーの誕生日とされています。

誕生以来、キノピーは桐生市の様々なイベントやPR活動に登場し、市の魅力を発信しています。2011年に開催された群馬デスティネーションキャンペーンでは、桐生駅の発車メロディが八木節に変更されたことを記念する式典に参加し、桐生市長や桐生駅長とともに発車の合図を行いました。

また、東京駅で行われた観光キャラバンでは、群馬県のマスコットであるぐんまちゃんと共に桐生市の特産品をPRしました。第16回桐生ファッションウィークでは、キノピーのワッペンが販売され、その収益は東日本大震災の被災地に寄付されました。

2012年には、キノピーの誕生会が開催され、ぐんまちゃんや前橋市のマスコットであるころとんが参加し、会場を盛り上げました。

キノピーのグッズ

キノピーのグッズは、桐生刺繍商工業組合が中心となって製作されています。刺繍入りのハンカチやタオル、ストラップ、巾着袋、バッグなど、繊維製品が中心です。これらのグッズは、桐生市内の観光施設やイベント会場などで販売されています。

まとめ

キノピーは、桐生市の歴史や文化を象徴する、親しみやすいマスコットキャラクターです。そのユニークな外見と愛らしい姿で、桐生市の魅力を広く発信し、多くの人々に愛されています。

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