ギルバート・バーンズ

ギルバート・バーンズについて

ギルバート・バーンズ（Gilbert Burns）は、1986年7月20日にブラジルで生まれた男性柔術家兼総合格闘家です。出身地はリオデジャネイロ州ニテロイで、現在はアメリカ合衆国フロリダ州のパームビーチ郡ランタナに在住し、サンフォードMMAというチームに所属しています。彼はUFCのウェルター級で8位にランクされている実力派ファイターです。

幼少期と柔術での成長

バーンズは12歳の時にブラジリアン柔術を始め、その後急速に技術を磨き上げました。2007年にはブラジリアン柔術の黒帯を取得し、2009年には76kg級の世界柔術選手権で準優勝。さらに、2010年と2013年には世界ノーギ柔術選手権で優勝を飾るなど、その名を馳せました。選手としての地位を確立し、2010年にはアブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権74kg級でも優勝しました。彼は2011年の世界柔術選手権でも76kg級で優勝し、2015年のアブダビコンバット77kg級で3位に輝くなど、数多くのタイトルを獲得しています。

総合格闘技でのキャリア

2012年にプロとして総合格闘技デビューを果たし、その後はローカル大会で無敗の記録を残しました。2014年にはUFCに参戦し、初試合でアンドレアス・スタルに3-0の判定勝ちを収めます。彼のキャリアは順調に進み、2014年のUFC 179ではクリストス・ジアゴスを腕ひしぎ十字固めで1ラウンドで下したことで、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

その後も、数々の試合で腕ひしぎ十字固めを武器に勝利を収め、特にデミアン・マイア戦では、1ラウンドでTKOを成し遂げるという印象的な勝利を収めました。最も目立つ試合は2020年5月のUFC on ESPNで、ウェルター級ランキング1位のタイロン・ウッドリーに対して圧倒的なパフォーマンスで勝利し、これにより2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

タイトル挑戦と結果

2021年には、UFC 258において王者カマル・ウスマンと対戦しましたが、試合は早々にダウンを奪われ、結果はTKO負けになりました。しかし、7月にはスティーブン・トンプソン相手に3-0の判定勝ちを収め、再びトップレベルでの戦いを見せつけました。

その後も試合を重ね、2022年4月にカムザット・チマエフに挑戦した際は接戦を繰り広げましたが、判定負け。続く2023年1月のUFC 283ではニール・マグニーに対して、肩固めで勝利を収め再び存在感を示しました。

反復して試合をこなす中で、2023年4月のホルヘ・マスヴィダル戦で勝利した後、5月にはベラル・ムハマッドに敗北。2024年にはジャック・デラ・マダレナに3ラウンドTKO負けし、その後の試合ではショーン・ブレイディに判定で敗北するなど、厳しい状況が続いています。

戦績とその後

ギルバート・バーンズの戦績は非常に多彩です。彼はアブダビコンバットや世界柔術選手権など、数多くの大会でタイトルを獲得しています。また、UFCでは数々のファイト・オブ・ザ・ナイトやパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、その実力を証明しています。柔術家としてのバックグラウンドを活かし、総合格闘技でも強さを発揮しているバーンズの今後のチャンスにも大いに注目が集まっています。

もう一度検索