クエスト (ゲーム会社)

株式会社クエストは、かつて日本に存在した家庭用ゲームソフト開発会社です。特に『伝説のオウガバトル』、『タクティクスオウガ』、『マジカルチェイス』などの代表作で知られています。

沿革

クエストは1990年にボーステックと合併しました。その後、1997年2月にはパーソナルコンピュータ部門がボーステックとして再独立。そして2002年6月には、ゲームソフト開発事業をスクウェア（現在のスクウェア・エニックス）に売却しました。これにより、クエストはゲーム開発会社としての活動を終えることになります。

代表取締役であった徳川誠氏は、後に任天堂と電通が共同出資で設立したエヌディーキューブ株式会社の代表取締役社長に就任しています（その後退任）。

主な開発ゲーム

クエストは、様々なプラットフォームでゲームを開発していました。以下に主なタイトルをプラットフォーム別に紹介します。

ファミリーコンピュータ
大戦略
ダンジョンキッド
魔天童子
ムサシの冒険（発売はシグマ商事）
PCエンジン
マジカルチェイス（発売はパルソフト）
ゲームボーイ
レジェンド -明日への翼-
スーパーファミコン
伝説のオウガバトル
タクティクスオウガ
NINTENDO 64
オウガバトル64（発売は任天堂）
ゲームボーイアドバンス
タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis（発売は任天堂）
ネオジオポケットカラー
伝説のオウガバトル外伝 ゼノビアの皇子（監修として。開発はSNK）

関連人物・会社

クエストに関連する人物や会社として、以下が挙げられます。

ボーステック
オウガバトルサーガ
松野泰己
吉田明彦
皆川裕史
三田隆治
* 原正憲

クエストは、その短い活動期間にも関わらず、ゲーム業界に大きな足跡を残しました。特に『オウガバトルサーガ』シリーズは、独特の世界観と戦略性の高いゲームシステムで、多くのファンを魅了しました。その影響は、後のゲーム作品にも見ることができます。

現在、株式会社クエストは存在しませんが、その開発したゲームは今もなお、多くの人々に愛され続けています。

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