クラッシャー三浦

クラッシャー三浦のプロフィール

クラッシャー三浦（みうらとしみ）は、日本のボクシング界で名を馳せた元プロボクサーで、1963年12月23日に青森県南津軽郡大鰐町で生まれました。彼は、第48代日本バンタム級王者として知られ、現役時代は国際ボクシングスポーツジムに所属していました。引退後はドリームボクシングジムを設立し、後進の指導にあたっているほか、エディ・タウンゼント賞を受賞したトレーナーでもあります。弘前電波工業高等学校（現在の弘前東高等学校）を卒業しています。

来歴

三浦は高校時代にボクシング部に所属し、1981年の全国大会では団体戦で3位という成績を収めました。彼はその後、同郷のボクサー、高橋美徳の経営するジムでプロボクサーに転向。1982年5月25日にプロデビューを果たし、初戦で4ラウンドTKO勝ちを収めました。

次の試合ではライトフライ級で新人王戦に挑戦するも、予選の2戦目で倉持正に敗北。その後、1年9ヶ月のブランクを経て、親友であるレパード玉熊の躍進に刺激され、競技に復帰します。1984年には再び新人王戦にエントリーし、ここでも予選を2試合連続のKO勝利で突破。しかし、準決勝で田中小兵太に判定で敗れました。

1987年、三浦はバンタム級のA級トーナメントに出場。3試合連続で序盤にKO勝利を収め、10月22日に優勝という栄冠を掴みました。1988年には田中小兵太とのリベンジマッチに臨むも再び判定負けを喫しますが、1989年6月12日には日本バンタム級王者の尾崎恵一に勝利し、新たな王者となりました。彼の初防衛戦でも勝利を収めましたが、1990年に岡部繁に敗れ、王座を失ったことで現役を引退しました。

引退後の活動

現役引退後、三浦は国際ジムでトレーナーとして活動を始めます。1999年には和田剛を全日本スーパーバンタム級新人王に育て上げ、2001年にはセレス小林をWBA世界スーパーフライ級王者に導くなど、トレーナーとしても成功を収めます。また、同年には第12回エディ・タウンゼント賞や年間優秀トレーナー賞を受賞しました。2002年には自身のジム、ドリームボクシングジムを独立開設し、若きボクサーたちの育成に邁進しています。

戦績とタイトル

• - アマチュアボクシング: 48戦43勝5敗
• - プロボクシング: 21戦15勝 (10KO) 5敗1分

獲得タイトル

• - 第2回KSD杯争奪A級トーナメントバンタム級優勝
• - 第48代日本バンタム級王座（防衛1回）

クラッシャー三浦はその実績に裏打ちされたトレーナーとして、今なお多くのボクサーに影響を与え続けています。彼のボクシングに対する情熱は、未来のトップボクサーを育てる原動力となっています。

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