クリス・オーウィングス

クリストファー・スコット・オーウィングス（Christopher Scott Owings、1991年8月12日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州チャールストン出身のプロ野球選手。右投右打のユーティリティープレイヤーとして、内外野の複数のポジションをこなす。現在はフリーエージェント（FA）となっている。

経歴

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2009年のMLBドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから1巡目追補（全体41位）で指名され、プロ入り。ルーキー級ミズーラ・オスプレイでプロデビューを果たし、24試合で打率.310、2本塁打、10打点を記録した。

2010年はA級サウスベンド・シルバーホークスで62試合に出場し、打率.298、5本塁打、28打点をマーク。翌2011年にはA+級バイセイリア・ローハイドで121試合に出場し、打率.246、11本塁打、50打点を記録した。

2012年はA+級バイセイリアで開幕を迎え、シーズン途中にAA級モービル・ベイベアーズへ昇格。2球団合計で128試合に出場し、打率.290、17本塁打、52打点と好成績を残した。

2013年はAAA級リノ・エーシズで開幕を迎え、125試合に出場して打率.330、12本塁打、81打点、20盗塁という素晴らしい成績で、パシフィックコーストリーグのMVPに輝いた。同年9月にはメジャー初昇格を果たし、9月3日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。MLBでは20試合に出場し、打率.291、5打点を記録した。

2014年は、クリフ・ペニントンやディディ・グレゴリウスと遊撃手のレギュラーの座を争い、開幕からMLBに定着。3月22日のオーストラリアでのロサンゼルス・ドジャースとの開幕戦では「8番・遊撃手」として先発出場を果たした。4月には月間打率.313を記録し、ナショナルリーグのルーキー・オブ・ザ・マンスに選出された。この年は91試合に出場し、打率.261、6本塁打、26打点、8盗塁を記録した。

2015年には二塁手に転向し、147試合に出場して打率.227、4本塁打、43打点、16盗塁を記録。2016年には、A.J.ポロックの長期離脱もあり、中堅手としても起用されるようになった。

2018年11月30日にノンテンダーFAとなった。

ロイヤルズ時代

2018年12月5日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約。2019年5月31日にDFAとなり、6月4日にFAとなった。

レッドソックス時代

2019年6月17日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、AAA級ポータケット・レッドソックスに配属された後、8月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。2球団合計で66試合に出場し、打率.139、3本塁打、14打点、5盗塁を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月21日にFAとなった。

ロッキーズ時代

2019年12月23日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加。2020年7月17日にメジャー契約を結んで40人枠入りしたが、オフの10月28日にFAとなった。2021年1月29日にマイナー契約で再契約し、3月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。4月1日のロサンゼルス・ドジャースとの開幕戦では活躍を見せたが、8月5日にDFAとなり、オフにFAとなった。

オリオールズ時代

2022年3月15日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約。4月6日にメジャー契約を結んで開幕ロースター入りしたが、6月8日にDFAとなり、12日に自由契約となった。

ヤンキース傘下時代

2022年6月18日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。シーズン終了後の11月10日にFAとなった。

パイレーツ時代

2023年2月2日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約。5月8日にメジャー昇格を果たしたが、結果を残せず、6月3日にDFAとなった後、シーズン終了後の10月13日にFAとなった。

プレースタイル

ユーティリティープレイヤーとして、内野・外野の複数のポジションをこなす器用さが持ち味。

詳細情報

年度別打撃成績

（2023年度シーズン終了時）

年度別守備成績

（2023年度シーズン終了時）

表彰

MiLB
パシフィック・コースト・リーグ最優秀選手賞：1回（2013年）
MLB
ルーキー・オブ・ザ・マンス：1回（2014年4月）

背番号

16（2013年 - 2018年）
2（2019年 - 同年5月30日）
36（2019年8月11日 - 同年終了）
12（2020年 - 2021年）
* 11（2022年）

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