クリス・ホーバン

クリス・ホーバン：NFLで活躍したディフェンシブタックル

クリス・ホーバン（Chris Hovan、1978年5月12日生まれ）は、オハイオ州ロッキーリバー出身の元アメリカンフットボール選手、そしてコーチです。ポジションはディフェンシブタックルでした。

プロ入り前

高校時代には、学校記録となる通算28サックを記録し、USAトゥデイよりオールアメリカンに選出されるほどの活躍を見せました。また、ラクロスにおいてもオハイオ州のオールステートに選ばれています。

ボストンカレッジでは、先発43試合を含む通算45試合に出場し、20.5サックを記録しました。4年次にはオールアメリカンに選ばれると共に、ロンバルディ賞（カレッジフットボールの最優秀ラインマンに与えられる賞）のセミファイナリストに残りました。ビッグ・イースト・カンファレンスのオールチームには3回選出されていますが、これはボストンカレッジの選手としては初の快挙でした。

プロ入り後

2000年のNFLドラフトにて、ミネソタ・バイキングスから1巡目全体25位で指名を受け、入団しました。入団後すぐにレギュラーとして活躍し、最初の3年間は特に目覚ましい活躍を見せ、2002年にはオールプロセカンドチームに選出されました。しかし、2003年、2004年は出場機会が減少しました。バイキングスには5年間在籍し、77試合に出場、192タックル、17サックを記録しました。

2005年4月1日、タンパベイ・バッカニアーズと契約。ランディフェンスに貢献し、この年チームはNFC南地区優勝を果たし、トータルディフェンスはNFL1位となりました。

2006年には、5年間で1750万ドルという契約延長を勝ち取りました。

チームキャプテンを務めていましたが、サラリーキャップを空けるため、2010年のドラフト直後の4月26日にバッカニアーズから解雇されました。

同年6月9日、セントルイス・ラムズと契約しましたが、8月6日に背中の故障によりシーズン絶望となり、故障者リスト入りしました。

コーチ歴

2011年から2年間は南フロリダ大学でコンディショニングコーチを務め、2013年より3年間はアリーナフットボールリーグのタンパベイ・ストームでディフェンシブラインコーチを務めました。

人物

2011年、かつて在籍したタンパベイ・バッカニアーズに対し、当時問題行動が多かったアキブ・タリブをチームが甘やかしすぎていると批判しました。

クリス・ホーバンは、選手としてだけでなく、コーチとしてもその才能を発揮し、アメリカンフットボール界に貢献した人物です。

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