クルト・スミス

クルト・スミス（Curt Smith）は、1986年9月9日生まれ、オランダ領アンティルのキュラソー島ウィレムスタッド出身のプロ野球選手です。右投げ右打ちの内野手として知られています。現在は、独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスに所属しています。

経歴

プロ入り前は、2002年にシニアリーグ・ワールドシリーズにキュラソー代表として出場し、優勝を果たしました。この時のチームメイトには、ジェイアー・ジャージェンス、シャイロン・マルティス、シャーロン・スコープらがいました。その後、メーン大学へ進学しています。

2008年のMLBドラフト39巡目でセントルイス・カージナルスに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2009年には、第2回WBCのオランダ代表に選出されています。

2011年には、独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスでプレーしました。同年には、第39回IBAFワールドカップのオランダ代表にも選出され、ヨーロッパの国としては1938年大会のイギリス代表以来73年ぶりの優勝に貢献しました。この功績を称えられ、代表チームのメンバー全員に「サー」の爵位が贈られています。

2012年は、マイアミ・マーリンズ傘下の2Aでプレーしました。2013年には、第3回WBCのオランダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たしました。シーズンではミネソタ・ツインズ傘下でプレーしましたが、その後リリースされ、ソルトドッグスに復帰しました。

2014年は、セントルイス・カージナルスとマイナー契約を結びました。オフに自由契約となり、その後ソルトドッグスと契約しました。同年には、第1回フランス国際野球大会および第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出され、両大会での優勝に貢献しました。

2015年には、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出され、日本との試合に出場しました。大会後には、再びソルトドッグスと契約を結びました。同年には、第1回WBSCプレミア12のオランダ代表にも選出され、打率.400、1本塁打、9打点の成績を残しました。

2016年には、第34回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出され、優勝を果たしました。2017年には、第4回WBCのオランダ代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たしました。

代表歴

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2011 IBAFワールドカップ オランダ代表
2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2014年フランス国際野球大会オランダ代表
2014年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
2016年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2019年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
2019 WBSCプレミア12 オランダ代表

クルト・スミスは、国際大会での豊富な経験を持つ選手として、オランダ代表の重要な戦力となっています。

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