グレッグ・ダブス

グレゴリー・スチュワート・ダブス（Gregory Stuart Dobbs、1978年7月2日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手です。ポジションは三塁手で、右投左打でした。

プロ入り前

高校卒業後の1996年、MLBドラフトでシアトル・マリナーズから52巡目（全体1492位）で指名を受けましたが、契約には至りませんでした。大学在学中の1999年にも、ヒューストン・アストロズから10巡目（全体323位）で指名を受けましたが、こちらも契約しませんでした。オクラホマ大学在学時の2001年には、打率.438、102安打、25二塁打、62打点、12盗塁という素晴らしい成績を残しています。

マリナーズ時代

2001年5月28日にマリナーズと契約し、A-級エバレット・アクアソックスとA+級サンバーナディーノ・スタンピードでプレーしました。シーズン後には、アリゾナ教育リーグにも参加しています。

2002年はA+級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズとAA級サンアントニオ・ミッションズでプレーし、6月にはミッドウェストリーグのオールスターに三塁手として出場しました。

2003年は、シーズン2戦目となる4月7日の試合で左アキレス腱を断裂し、シーズンを棒に振りました。

2004年9月8日のクリーブランド・インディアンス戦で、代打としてメジャーデビューを果たし、その初打席でマリナーズ球団史上初となるメジャー初打席本塁打を放ちました。

フィリーズ時代

2007年1月15日、ウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。同年は右投手先発時の三塁スタメンが多く、ウェス・ヘルムズと併用されました。142試合に出場し、打率.272、10本塁打、55打点、3盗塁を記録しました。

2008年2月15日にフィリーズと1年契約に合意。この年はペドロ・フェリスのバックアップとして128試合に出場し、打率.301、9本塁打、40打点、3盗塁を記録しました。

2009年1月16日にフィリーズと総額250万ドルの2年契約に合意。この年もフェリスのバックアップとして97試合に出場し、打率.247、5本塁打、20打点、1盗塁を記録しました。

2010年はプラシド・ポランコが三塁のレギュラーを務めたため、主に代打として起用されました。6月22日にDFAとなり、翌23日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ降格しましたが、29日にポランコが故障者リスト入りしたため、再びフィリーズとメジャー契約を結びました。8月17日にチェイス・アトリーが故障から復帰したため、再びDFAとなり、20日にAAA級リーハイバレーへ降格。9月3日に再びフィリーズとメジャー契約を結びました。この年は88試合に出場し、打率.196、5本塁打、15打点、1盗塁でした。オフの10月28日にFAとなりました。

マーリンズ時代

2011年1月31日にフロリダ・マーリンズとマイナー契約を結びました。3月30日にマーリンズとメジャー契約を結び、開幕ロースター入り。この年は三塁手としてチーム最多の100試合に出場。シーズン全体では134試合に出場して打率.275、8本塁打、49打点を記録しました。

2012年1月3日にマーリンズと総額300万ドルの2年契約に合意。この年は120試合に出場して打率.285、5本塁打、39打点、4盗塁を記録しました。

2013年は114試合に出場して打率.228、2本塁打、22打点、1盗塁を記録しました。9月28日に170万ドルの1年契約に合意しました。

2014年は開幕ロースター入りしましたが、15試合で打率.077と結果を残せず、4月29日にDFAとなり、5月6日に放出されました。

ナショナルズ時代

2014年5月12日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、16日にナショナルズとメジャー契約を結びました。昇格後は主に代打として21試合に出場しましたが、6月25日に再びDFAとなり、7月3日に傘下のAAA級シラキュース・チーフスへ降格しました。オフの10月6日にFAとなりました。

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