ペドロ・フェリス

ペドロ・フリオ・フェリスの野球キャリア

ペドロ・フリオ・フェリス（Pedro Julio Feliz）は、1975年4月27日にドミニカ共和国で生まれた元プロ野球選手で、主に三塁手としてメジャーリーグに名を馳せました。彼は右投右打の選手であり、数々のチームで活躍しました。

ジャイアンツ時代

ペドロは1994年にサンフランシスコ・ジャイアンツと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。彼は2000年の9月5日にフィラデルフィア・フィリーズを相手にメジャーデビューを果たしました。2004年には、初めて規定打席に到達し、翌2005年には主に三塁手として支柱となることが期待されました。特にそのシーズン、ペドロは20本塁打と81打点を記録し、主軸打者としての役割を果たしました。

2006年には、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にドミニカ共和国代表として出場し、一層の注目を集めましたが、シーズン中は打率が低く、守備エラーも多く、思うような結果を残せませんでした。しかし、2007年には持ち前の勝負強さを発揮し、得点圏打率は.310と上昇、20本塁打を記録。さらに、守備面でも失策を大きく減少させるなど、器用さを発揮しました。

フィリーズ時代

2008年1月、フィラデルフィア・フィリーズと2年850万ドルで契約し、三塁手のレギュラーに定着しました。133試合出場しながらも、本塁打は14本、打率も.249にとどまりました。翌2009年も本塁打は減少しましたが、得点圏打率はチームトップの.336を記録し、チームのワールドシリーズ進出に貢献しました。

アストロズとカージナルス時代

2010年にはヒューストン・アストロズと契約を結び、その後セントルイス・カージナルスに移籍しました。カージナルスでは137試合に出場しましたが、打率は.218と低迷し、本塁打も5本にとどまりました。

リバーシャークス時代

2011年にはカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結びましたが、すぐに解雇され、その後独立リーグのカムデン・リバーシャークスと契約。2012年には再度リバーシャークスでプレーし、オフにはドミニカ共和国のウィンターリーグに参加しました。

代表歴と評価

彼は2014年の中央アメリカ・カリブ海競技大会でドミニカ共和国代表として銅メダルを獲得し、2015年のパンアメリカン競技大会や第1回WBSCプレミア12でも代表に選ばれました。

ペドロ・フリオ・フェリスは、その多様な守備位置への適応能力や勝負強い打撃で知られ、フィールディング・バイブル・アワードを受賞した実績も持つ選手でした。彼のキャリアは多くのファンに愛され、その努力と才能は評価されています。

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