ケビン・エイピアー

ロバート・ケビン・エイピアー：メジャーリーグの投手としてのキャリア

ロバート・ケビン・エイピアーは1967年12月6日に生まれ、元メジャーリーグベースボール選手として投手として活動しました。彼はカリフォルニア州ランカスター出身で、そのニックネームは「Ape」として知られています。彼のプロ野球キャリアは1987年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから1巡目（全体9位）で指名されたことで始まりました。

カンザスシティ・ロイヤルズでの活躍

エイピアーは1989年6月4日にカリフォルニア・エンゼルス戦でメジャーデビューを果たしましたが、このシーズンは1勝4敗・防御率9.14という厳しい結果となり、シーズンの後半にはマイナーリーグに降格しました。しかし、1990年から彼の才能が開花し、6月から先発として出場するようになりました。特に1990年7月7日にはデトロイト・タイガースとの試合で被安打1の完投・完封を達成。その後のシーズンでは、12勝8敗・防御率2.76の成績でルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票で3位に入賞しました。

1991年には自己初の200イニングを記録し、さらに13勝を挙げ、1992年には15勝をマークしました。1993年にはリーグ4位タイの18勝を記録し、防御率2.56で最優秀防御率のタイトルを獲得。同年のサイ・ヤング賞投票では3位に選ばれるなど、彼のパフォーマンスは高く評価されました。

その後、1994年にはストライキの影響を受けて7勝に終わりますが、1995年にはオールスターゲームに選出され、自身初の登場を果たしました。1996年にはキャリアハイの207奪三振を記録し、以降のシーズンでも安定した投球を見せました。

オークランド・アスレチックスへの移籍

1999年7月31日、エイピアーはオークランド・アスレチックスにトレードされました。彼は新たなチームでも7勝を挙げましたが、防御率は5.77と振るわず、シーズン総計で16勝14敗に終わります。2000年にはリーグワーストの102四球を記録するものの、15勝を挙げて地区優勝に貢献。ポストシーズンではヤンキースとのシリーズに先発しましたが、敗れました。フリーエージェントとなった彼は、2000年12月にニューヨーク・メッツと契約しました。

ニューヨーク・メッツとアナハイム・エンゼルス

2001年には、シーズン中盤に成績が停滞しましたが、後半は6連勝を記録し、最終的には11勝10敗・防御率3.57でシーズンを終えました。続いてエンゼルスに移籍し、2002年には14勝12敗を記録。ポストシーズンでも活躍し、チームはワイルドカードからリーグ優勝を果たしました。しかし、ワールドシリーズでは不調をかかえ、その後の2003年には不振で解雇されました。

現役引退まで

ロイヤルズと再契約後は、2004年にマイナー降格、2005年には解雇。その後シアトル・マリナーズと契約するも、再び解雇され、2006年に現役を引退することとなります。エイピアーは、そのキャリアの中で最優秀防御率やオールスター選出などいくつかの称号を獲得し、メジャーリーグの投手としての地位を確立しました。彼の成績は多くのファンに記憶されています。

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