ケリー・ジョンソン

ケリー・アンドリュー・ジョンソン：多様な才能でMLBを彩ったユーティリティプレイヤー

ケリー・アンドリュー・ジョンソンは、2000年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。内野手、外野手として、そのユーティリティ性が高く評価され、様々なチームで活躍しました。

ブレーブスでのデビューと苦難

2005年にブレーブスでメジャーデビューを果たし、87試合に出場。打率.241、9本塁打、40打点を記録しました。しかし、2006年には右肘の故障でトミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休。2007年には二塁手として開幕スタメンを飾るも、成績は安定せず、苦しい時期を過ごしました。2008年には自己最多の150試合に出場し、打率.287を記録するなど飛躍の年となりました。

ダイヤモンドバックスでの躍進

2009年オフにアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。2010年には4月に月間MVPを受賞するなど、才能が開花。自身初のシーズン20本塁打を達成し、最終的には26本塁打を放つなど、キャリアハイの成績を残しました。

ブルージェイズ、レイズ、そしてヤンキースへ

2011年シーズン途中にトロント・ブルージェイズへ移籍。その後、タンパベイ・レイズ、ニューヨーク・ヤンキースと渡り歩きました。ヤンキースでは、故障者リスト入りするなど苦しみましたが、様々なポジションをこなすユーティリティプレイヤーとしてチームに貢献しました。

レッドソックス、オリオールズでの短い期間

2014年シーズン途中にボストン・レッドソックスへ移籍。さらに、ボルチモア・オリオールズへ移籍し、ア・リーグ東地区の全チームでプレーした初の選手となりました。

ブレーブス、メッツでの晩年

2015年には古巣アトランタ・ブレーブスに復帰。その後、ニューヨーク・メッツへ移籍し、再び二桁本塁打を記録しました。2016年には再びブレーブス、そしてメッツへと移籍し、同年現役を引退しました。

プレースタイル

元々は遊撃手でしたが、メジャーでは外野手、そして二塁手へとコンバートされました。選球眼が良く、高い出塁率を誇る一方、二塁手としてはパワーも持ち合わせていました。「左打者版ジェフ・ケント」と評されることもあり、その才能は高く評価されていました。

ケリー・ジョンソンは、そのユーティリティ性と打撃力で、多くのチームに貢献した記憶に残る選手です。

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