コキットラム

コキットラムの概要

コキットラム（City of Coquitlam）は、カナダのブリティッシュコロンビア州にある都市であり、メトロバンクーバー地域に属しています。この地域では、約139,284人が住んでおり、州内では6番目に大きな都市です。コキットラムは、ポートコキットラム（City of Port Coquitlam）やポートムーディー（City of Port Moody）と共に「トライシティエリア」と呼ばれ、このエリアでは共同でコミュニティペーパーが配布されています。また、2016年にスカイトレインが開通し、これに伴う高層コンドミニアムの建設ラッシュが進行中で、人口は増加傾向にあります。

地理

コキットラムは、バンクーバー市の東に約10〜15キロメートルの位置に広がっており、北東部にはピット川が流れ、こちらはフレーザー川に合流します。北部は山岳地帯が広がっており、標高1,270メートルのバーク山や1,583メートルのコキットラム山などがそびえています。東側はポートコキットラム、西側はポートムーディー、バーナビー、アンモア、ベルカラなどの地域に接しており、フレーザー川を挟んだ対岸にはサレーがあります。

気候

コキットラムは海洋性気候に属しており、温暖ですが、山の影響を受けるため降水量が多く、年間降水量は約1,872.7ミリメートルに達します。バンクーバーの年間降水量が1,189ミリメートルであることを考えると、かなりの差があります。また、降雪量もバンクーバーの約2倍で64.4センチメートルに達します。夏季は比較的乾燥し、気温が少し高くなることがありますが、過ごしやすい気候です。

人口

2016年のセンサスによると、コキットラムの人口は139,284人で、メトロバンクーバー内では5番目の都市として知られています。この5年間の人口増加率は約10%と高く、移民の受け入れが主な要因となっています。

民族構成

この地域の民族構成は多様で、2016年の統計によると、白人が約半数を占め、中国系が20%を超えています。また、韓国系住民が多く、全体の7.2%に相当する約9,930人が暮らしています。イラン系の人口もまた増加しており、全体の44%が外国生まれの移民で成り立っている活気ある都市です。

交通

コキットラムの公共交通はトランスリンクが運営しており、スカイトレインのミレニアム・ラインが2016年に開通しました。このラインにはバーキトラム駅、コキットラム・セントラル駅、リンカーン駅、ラファージ湖 - ダグラス駅の4つの駅が開設され、便利なアクセスが提供されています。また、ウエストコーストエクスプレスはバンクーバーのダウンタウンまで30分程度で結ぶ通勤列車です。ここにもコキットラム・セントラル駅があり、スカイトレインとの接続がされているため、交通の便は非常に良好です。

教育

コキットラムにはダグラスカレッジという教育機関も存在し、地域の教育水準を支えています。こうした教育機関は、地元の住民や移民に対して多くの学びの機会を提供しています。

姉妹都市

コキットラムは、以下の都市と姉妹都市関係を結んでいます：

• - 仏山市（中国）
• - 坡州市（韓国）

このようにコキットラムは、多様な文化が融合し、コミュニティとしての一体感を持ちながらも、急速に発展している魅力的な都市であるといえます。

もう一度検索