コロッセオ駅は、
ローマ地下鉄B線にあり、
1955年2月10日に開業しました。モンティ地区の
コロッセオ通り沿いに位置し、周辺には多くの歴史的な観光スポットがあります。駅のすぐ近くには、その名の通り、古代ローマを代表する建造物である
コロッセオがそびえ立ち、その壮大な姿は訪れる人々を圧倒します。
駅の主要な出口を出ると、右手にコンスタンティヌスの凱旋門が、そして目の前には巨大な
コロッセオが現れます。これは、古代ローマの歴史を感じさせる素晴らしい光景です。また、別の出口からはサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会方面のアニェージ広場に出ることができます。
駅構内のアトリウムは、「アルテメトロ・ローマ」を受賞した
モザイクで飾られており、芸術的な空間が広がっています。展示されている
モザイクは、ピエトロ・ドラツィオ(
イタリア)、ケネス・ノーラン(アメリカ)、エミール・シューマッハー(
ドイツ)といった著名なアーティストによって制作されました。これらの
モザイクは、駅を訪れる人々に美しい印象を与えています。
コロッセオ駅は、周辺の観光スポットへのアクセス拠点として重要な役割を果たしています。以下は、駅周辺の主な観光スポットです。
コロッセオ: 古代ローマの円形闘技場で、ローマの象徴的な存在です。
ドムス・アウレア: ネロ帝が建設した豪華な宮殿の遺跡です。
マクセンティウスのバシリカ: 古代ローマ時代のバシリカの遺跡です。
チェリオ公園: 緑豊かな公園で、散策を楽しむことができます。
チェリオ陸軍病院: 歴史ある軍病院です。
また、駅周辺には多くの教会もあります。
サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会: ミケランジェロの「モーセ像」があることで知られています。
サント・ステーファノ・ロトンド: 円形の教会で、独特な建築様式が特徴です。
サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会: カエルの丘にある教会です。
サンティ・クアットロ・コロナーティ教会: 古代ローマ時代に建てられた教会です。
サン・クレメンテ聖堂: ローマの地下に隠された歴史を見ることができます。
さらに、周辺には歴史的な建物や遺跡が数多く存在します。
ヴェネツィア宮殿: ルネサンス様式の美しい宮殿です。
グリッロ宮殿: 歴史的な貴族の邸宅です。
フォールム: ローマ時代の公共広場です。周辺には以下のフォルムがあります。
フォリ・インペリアーリ: ローマ皇帝が建設したフォルム群です。
フォロ・ロマーノ: 古代ローマの中心地だった場所です。
アウグストゥスのフォルム: アウグストゥス帝が建設したフォルムです。
カエサルのフォルム: カエサルが建設したフォルムです。
ネルヴァのフォルム: ネルヴァ帝が建設したフォルムです。
トライアヌスのフォルム: トライアヌス帝が建設したフォルムです。
コンスタンティヌスの凱旋門: コンスタンティヌス帝の勝利を記念して建てられた凱旋門です。
カンピドリオ: 古代ローマの中心的な丘の一つで、以下のスポットがあります。
カンピドリオ: ローマ市庁舎などがある場所です。
カピトリーノ美術館: 古代ローマ美術のコレクションが見られます。
コルドナータ:
カンピドリオの丘に通じる階段です。
現在、
コロッセオ駅はC線の建設準備作業中であり、将来的な利便性の向上が期待されています。
詳細な情報については、
ATACサイトのA線の駅情報や、
Google マップの地図を参照してください。
ATACサイトでは、駅の入り口情報やバス情報、駅アトリウムのアルテメトロ・ローマ賞の
モザイクを見ることができます。