コール オブ デューティ ヴァンガード

コール オブ デューティ ヴァンガード

『コール オブ デューティ ヴァンガード』（英: Call of Duty: Vanguard）は、アクティビジョンが2021年11月5日に全世界でリリースしたファーストパーソン・シューティングゲームです。本作は、シリーズの第18作目であり、第二次世界大戦を舞台としたストーリーが展開されます。略称としては「CoD:V」や「VD」が用いられています。

ゲームの概要

『コール オブ デューティ ヴァンガード』は、2017年の『コール オブ デューティ ワールドウォーII』以来の第二次世界大戦をテーマにしています。ゲームタイトルの「Vanguard」は先駆けを意味し、この作品には戦争の様々な戦場での新たな脅威に立ち向かう特殊部隊の物語が描かれています。また、2020年にリリースされた『コール オブ デューティ ウォーゾーン』との連動があり、武器やバトルパスの進捗を共有できます。

発売から1年間で、アメリカ合衆国において最も売れたゲームソフトとなり、ヨーロッパでは4番目の売上を記録しました。また、PlayStation Storeの日本における2021年の年間ダウンロードランキングでも上位にランクインしています。しかし、アクティビジョン・ブリザードは、販売数が期待を下回り、一部コミュニティでは舞台設定に対する共鳴が薄かったことを報告しました。これに伴い、2023年にはスレッジハンマー・ゲームズが新たな『モダン・ウォーフェアIII』の開発に着手しました。

開発とリリースの沿革

本作のアルファテストは2021年8月にPlayStationで実施され、その後も順次ベータテストやオープンベータテストが行われました。最終的に2021年11月5日に正式リリースされ、続いてシーズン1が12月に配信されるなど、定期的なコンテンツの追加が行われました。

キャンペーンモード

キャンペーンモードでは、プレイヤーは第二次世界大戦中の様々な戦闘において、新たな脅威と闘う特殊部隊の一員として活躍します。キャンペーンにはいくつかの重要な舞台があり、たとえば1945年のハンブルグや1944年のフランス、1943年のブーゲンビル島などが登場します。プレイヤーは異なるキャラクターを操作し、各戦場での戦いに挑むことになります。

マルチプレイヤーモード

本作では、マルチプレイヤーモードのカスタマイズが豊富です。兵士の能力を高めるための「パーク」や、特殊兵器、キルストリークなど多彩な戦術が駆使できます。ゲームモードには、伝統的なTeam Deathmatchや新たに追加されたPatrolなどがあり、プレイヤーは様々な戦略を選択できます。

ゾンビモード

ゾンビモードでは、ダークエーテルの神器を駆使し、ナチスの親衛隊によるアンデッドの脅威に立ち向かいます。このモードは協力プレイを重視しており、プレイヤー同士が連携しながら敵を排除していくことが求められます。

受賞とコラボレーション

『コール オブ デューティ ヴァンガード』は、日本ゲーム大賞2022においてグローバル賞 海外作品部門を受賞しました。また、映画などとのコラボイベントも行われ、さまざまな追加要素が提供されています。

このように、『コール オブ デューティ ヴァンガード』は、戦争のリアルな描写と共に多彩なゲームプレイが楽しめる作品として、多くのプレイヤーに愛されています。

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