ゴイチ・ヤマウチ

ゴイチ・ヤマウチ（Goiti Yamauchi、1993年1月5日生まれ）は、ブラジル国籍の総合格闘家です。彼は、愛知県安城市で日本人の父親と日系ブラジル人の母親の間に生まれ、3歳の時にブラジル・パラナ州クリチバに移住しました。

格闘技の道は9歳でブラジリアン柔術を始めたことから開かれました。その後、ムエタイ、ボクシング、レスリングなど、多様な格闘技を経験し、その才能を磨きました。2007年にはアマチュアボクシングでジョン・リネカーを破り、パラナ州のアマチュアボクシング王者という栄冠を手にしました。

2010年、ヤマウチはプロ総合格闘家としてデビューを果たし、ローカル団体で15戦14勝という圧倒的な戦績を残しました。2013年、彼はBellatorに初参戦し、ムサ・トリバーをリアネイキドチョークで1ラウンド一本勝ちという鮮烈なデビューを飾りました。しかし、2014年のフェザー級トーナメント準々決勝ではウィル・マルティネスに判定負けを喫しました。

その後もヤマウチはBellatorで数々の試合を繰り広げ、2015年にはISAOをリアネイキドチョークで、2016年にはライアン・クートゥアを腕ひしぎ十字固めでそれぞれ1ラウンドで仕留めました。2018年には元Bellator世界ライト級王者マイケル・チャンドラーとの対戦で判定負けを喫しましたが、2019年のBELLATOR JAPANではダロン・クルックシャンクをリアネイキドチョークで1ラウンド一本勝ちで下しました。

2021年にはダン・モレットとの試合で判定負けとなりましたが、海外MMAメディアの多くがヤマウチの勝利を支持し、ファン投票でも大半がヤマウチの勝利を支持するなど、物議を醸しました。2022年にはウェルター級に転向し、初戦でレヴァン・チョケリを腕ひしぎ十字固めで、続くネイマン・グレイシー戦では2ラウンドKO勝利を収めました。しかし、2023年にはマイケル・ペイジとの試合で右膝を負傷し、開始26秒でTKO負けを喫しました。

ヤマウチはBellatorにおいて、最多となる9回の一本勝利を記録しており、その卓越したグラップリング技術は、多くのファンを魅了しています。彼は、アイアンファイトコンバットフェザー級王座、スマッシュファイトフェザー級トーナメント優勝、そしてアマチュアボクシングパラナ州王座という輝かしいタイトルを獲得しています。



主な戦績

2013年9月13日：ムサ・トリバーに1Rリアネイキドチョークで一本勝ち
2014年2月28日：ウィル・マルティネスに判定負け
2015年10月23日：ISAOに3Rリアネイキドチョークで一本勝ち
2016年10月21日：ライアン・クートゥアに1R腕ひしぎ十字固めで一本勝ち
2018年1月20日：マイケル・チャンドラーに判定負け
2019年12月29日：ダロン・クルックシャンクに1Rリアネイキドチョークで一本勝ち
2021年4月9日：ダン・モレットに判定負け
2022年4月23日：レヴァン・チョケリに1R腕ひしぎ十字固めで一本勝ち
2022年8月12日：ネイマン・グレイシーに2RKO勝ち
2023年3月10日：マイケル・ペイジにTKO負け



獲得タイトル

Iron Fight Combatフェザー級王座（2013年）
Smash Fightフェザー級トーナメント優勝（2013年）
アマチュアボクシング パラナ州王座（2007年）



関連情報

Bellator 選手データ
TAPOLOGY 選手データ
ESPN 選手データ
MMA Junkie 選手データ
ゴイチ・ヤマウチの戦績 - SHERDOG（英語）

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