ゴールデンタイム (テレビ番組)

ゴールデンタイム (GOLDEN TIME) 概要

『ゴールデンタイム』は、1994年4月16日から同年9月17日までの間、フジテレビ系列で放送された人気のクイズ番組です。毎週土曜日の20:00から20:54の枠で展開され、司会を務めたのは上岡龍太郎と松本明子という豪華な顔ぶれでした。番組は「メディアは何を追いかけるか」というコンセプトのもと、有名人やテレビ番組などをクイズ形式で取り上げるスタイルが特徴でした。

特に印象的だったのは、番組名にちなんだサラブレッド「ゴルデンタイム」のレース映像を使用し、その着順を当てるクイズでした。このような創意工夫が、視聴者の興味を引く要因となりました。また、学校を対象にした「ちびっこメディアくん」という企画として、参加校の生徒がクイズパートの収録に招待され、実際に学級新聞を作成するというコーナーもありました。

番組のディレクターはきくち伸が務め、その前は音楽番組『MJ -MUSIC JOURNAL-』を担当していましたが、当番組終了後には、プロデューサー水口昌彦と共に新たな音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』を立ち上げ、こちらも長寿番組となりました。

番組のルール

『ゴールデンタイム』のクイズは、主に5人（2ndステージからは7人）の解答者による個人戦で行われました。基本は早押しクイズ形式で、1問正解することによって300点を獲得（放送2回目以降は500点に増加）。特定の問題に関連するご褒美も用意されていました。

各放送で最も点数を稼いだ解答者には、その回に関連する特別な賞品が授与されました。一方で、最も得点が低かった解答者には罰ゲームが待っており、番組の宣伝を外部で行う義務が課せられました。実際には、絵画や広告媒体を利用したユニークな方法での告知がありました。

また、各解答者の得点は次回に持ち越され、どこかの解答者が10,000点を超えると、その時点に座っていた解答者全員のギャラが倍増する特典がありました。半年間で3つのステージが行われ、3rdステージが「FINAL STAGE」と称されたことで、最終回への期待感が高まりました。

メディアグランプリ

2ndステージから登場したメディアグランプリは、最終コーナーとしての役割を果たしました。コーナーのジングルは、音楽家キダ・タローの手によるものでした。このセグメントでは、さまざまなジャンルから問題を選び、得点の低いものを選ぶのがルール。このセクションも他のクイズと同様、正解するまで解答し続けることができました。

出演者

司会

• - 上岡龍太郎
• - 松本明子（自称「メディアギャル」）

解答者（出演一部）

• - 山瀬まみ
• - 佐竹雅昭
• - 蛭子能収
• - 千昌夫
• - 飯島愛
• - 小林幸子
• - マルシア
• - マイケル富岡

レポーター

• - 河野景子
• - 大東めぐみ など

スタッフ

番組ではキートン山田がナレーションを担当し、音楽面ではキダ・タローのテーマ曲が印象に残ります。構成、技術、撮影協力には多くの専門家が携わり、番組全体をサポートしました。特に、フジテレビの第二制作部が制作を手掛け、数名のプロデューサーやディレクターが番組の完成度を高めるために尽力しました。

『ゴールデンタイム』は、クイズ番組としての枠を超え、メディアそのものを楽しむ新しい形を提供した、記憶に残る番組でした。

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