サンティアゴ・ペニャ

サンティアゴ・ペニャ・パラシオス：パラグアイ大統領

サンティアゴ・ペニャ・パラシオス（Santiago Peña Palacios）は、1978年11月16日生まれのパラグアイの政治家であり経済学者です。2023年の大統領選挙で当選し、同国の大統領に就任しました。彼は過去に財務大臣も務めています。

経歴

ペニャは、アスンシオン・カトリック大学で経済学の学位を取得した後、コロンビア大学国際公共政策大学院で行政学の学位を取得しました。1999年から2012年まで経済学者として活動し、2005年には母校であるアスンシオン・カトリック大学で経済学の教授を務めました。2012年にはパラグアイ中央銀行の理事会メンバーに選出され、2017年にはジョージ・ワシントン大学に客員教授として招待されています。

2015年には、当時のカルテス大統領によって財務大臣に任命されました。カルテス大統領は、ペニャを世界的な大豆価格の低迷と地域輸出市場の不振に直面しているパラグアイ経済を活性化させる「聡明な若者」と評しました。2016年10月29日には、真正急進自由党からコロラド党に電撃入党し、物議を醸しました。この入党の理由について、ペニャは国の発展に重点を置いているためだと説明しています。最高裁判所は、ペニャを真正急進自由党から取り消す判決を下しました。

2017年12月のコロラド党大統領予備選挙では、ベニテスに敗れましたが、その後、アマンバイ銀行の取締役メンバーに選出されました。そして、2023年4月に行われた大統領選挙で43.9％の得票率を獲得し、見事大統領に選出されました。

大統領就任

ペニャの大統領就任は、退任するマリオ・アブド・ベニテス大統領、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領など、各国の首脳から祝福を受けました。2023年8月15日に行われた就任式には、スペイン国王のフェリペ6世や台湾の頼清徳副総統らが出席しました。

政治的立場

2023年の選挙時点で、ペニャは中絶と同性婚の合法化に反対する保守的な政治家と見なされています。また、2023年5月には、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、大統領就任後にイスラエルのパラグアイ大使館をエルサレムに移転する意向を表明しました。

サンティアゴ・ペニャ・パラシオスの今後の政治手腕、経済政策、そして国際社会におけるパラグアイの存在感に注目が集まっています。

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