サンデージャンボスペシャル

サンデージャンボスペシャル：北海道のラジオ史を彩った伝説の番組

『サンデージャンボスペシャル』は、1970年10月11日から1990年10月7日まで、STVラジオで日曜日の午後に放送されていた、北海道ローカルのラジオバラエティー番組です。20年という長きにわたり、北海道のリスナーに愛され続けました。

番組の概要

番組は、音楽情報、リスナーとのトーク、クイズコーナー、そして競馬中継など、盛りだくさんの内容で構成されていました。当初はSTVホールからの公開生放送でしたが、番組後期にはSTVラジオの第1スタジオからの放送に変わりました。構成作家には、奥山コーシンも参加していました。

放送時間は何度か変遷しており、1970年10月のスタート当初は13:00～16:50でしたが、1980年当時は12:00～15:00、その後12:00～16:30に拡大。1988年10月からは12:00～16:00、1989年4月からは12:00～16:20となっていました。

番組終了後、STVラジオの日曜昼のワイド番組は、「奥山コーシンの日よういっぱい生ワイド」、「みのや雅彦のサンデーパラダイス」へと引き継がれていきました。番組のテーマBGMには、フランク・プゥルセルの「60,000feet」が使用されていました。

個性豊かなレギュラー出演者たち

『サンデージャンボスペシャル』には、数多くの人気タレントやアナウンサーが出演していました。

松山千春
合田道人
大江千里
田中義剛
みのや雅彦
林家しん平（1988年9月まで）
桂竹丸
長江健次
岡部祥子 （1986年～1987年当時）
ゲイリー （1986年～1987年当時）

また、STVのアナウンサーも多数出演し、番組を盛り上げました。

巻山晃
笹原嘉弘
村上元昭
小林裕幸
高野義雄
喜瀬浩
臼井佳子
和久井薫
藤井五月
工藤準基
橋本登代子
春日和彦
堺なおこ
宇都宮庸子
千秋幸雄
木村洋二（1988年3月まで）
明石英一郎
今中麻貴（1988年3月まで）
森中慎也（1987年3月まで／1988年4月～1990年3月）
片山雅子（1988年4月～1989年3月）
小寺郁子（1989年4月～1990年9月）
清水大輔（1990年4月～1990年9月）

多彩なコーナーの数々

『サンデージャンボスペシャル』では、リスナー参加型のコーナーや、音楽、お笑いなど、様々なジャンルのコーナーが展開されました。

緊急指令（1973年頃）
ササッパラのダジャレ道場（1973年頃）
邦楽ベスト10（1973年・1974年頃）
洋楽ベスト10（1973年・1974年頃）
我が家の特ダネ（1974年）
チビッコ相談（1974年）
歌謡曲ニッポン（1974年）
ジャンボ競馬クイズ（1974年・1975年頃）
1万円ラッキーデイトクイズ（1974年・1975年頃）
ミュージック・スペシャル（1975年頃）
音楽特急便（1975年頃）
なんでも道場（1975年頃）
出前リクエスト（1975年頃）
テレパシー大作戦（1975年頃）
ファミリーマッチ作戦（1975年頃）
飛び入りおじゃま作戦（1975年頃）
トラベルナイスクイズ（1975年 - 1976年頃）
早射ちゲーム（1975年頃）
ジャンボ何でも委員会（1976年）
ジャンボ・ディスコライン（1976年）
千春のひとりうた（1976年 - 1977年）
ヒットソングダービー（1977年頃）
サンジャン勝ち抜き歌合戦（1977年頃）
なんでもホール（1977年頃）
サンジャン歌の登竜門（1977年頃）
紅白対抗マッチ作戦（1977年頃）
しん平のアイドルスターここが好きここがきらい（1981年当時）
純信必殺見つけ人（1981年当時）
ウルトラ・クイズ・ラッシュ（1981年当時）
ミスター・ミス・インタビュー（1981年当時）
おちこみ大賞ベストテン（1982年当時）
千里のポパイズ・カレンダー （1983年）
ヒットパレードベスト50 → ミュージックランクベスト50
まる秘サンジャン袋とじ （1986年～1987年当時）
森中の昼なのに慎也 （1986年～1987年当時）
しん平の落語大賞 （1986年～1987年当時）
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義剛・みのやのトークバラエティ
バトルトーク
SJSビンゴ・ニッサン
独善音楽講座
みのや雅彦の歌の歳時記
義剛の里だより歌だより
SJSラッキーリクエスト
サンジャンミュージックスクランブル
ゲストのミニライブ
中央競馬実況中継
* SJSミュージック交差点

『サンデージャンボスペシャル』が生んだスターたち

この番組は、多くのタレントやアーティストを輩出したことでも知られています。特に、松山千春は、1976年に番組内のコーナー「千春のひとりうた」に出演したことがきっかけで、全国的な人気を獲得しました。また、大江千里も、デビュー前にSTVホールで初のプロとしてのステージを踏み、番組出演を通じて北海道で人気を博し、全国区へと羽ばたいていきました。

田中義剛も、番組出演当初はギター1本でオリジナル曲を歌っていましたが、後に全国区で活躍するようになりました。また、東京で『田中義剛のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務めていた当時は、日曜早朝まで生放送に出演した後、すぐに札幌に戻って本番組に出演するというハードなスケジュールをこなしていました。

このように、『サンデージャンボスペシャル』は、北海道のラジオ史に輝かしい足跡を残しただけでなく、多くのスターを育てた伝説的な番組として、今もなお語り継がれています。

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