サンデー山口

サンデー山口：地域に根ざした情報発信

サンデー山口は、山口県山口市で発行されている無料の地域情報紙（フリーペーパー）であり、株式会社サンデー山口がその発行元です。1978年8月の創刊以来、地域に密着した情報を提供し続けています。

概要

サンデー山口は、タブロイド判サイズで、毎週水曜日、金曜日、土曜日に発行されています。山口市全域（合併前の旧秋穂町・阿知須町・阿東町・小郡町・徳地町・山口市を含む）を対象に、68200部が配布されています。生活情報はもちろんのこと、県政、市政、地域経済といった硬派な記事も取り扱っているのが特徴です。

創業者の開作惇は、かつて存在した県紙・防長新聞（岩国市に本社を置いていた防長新聞とは異なります）の出身であり、「無料の地域新聞」を志向していました。「サンデー」という題字には、週末にゆっくりと読んでもらいたいという願いが込められています。

沿革

サンデー山口は、創刊以来、配布エリアの拡大や発行頻度の変更など、様々な変遷を経て現在に至ります。

1978年8月 - 創刊。旧山口市（一部除く）で36000部を毎週金曜日にポスティング方式で配布。
1978年10月 - 配布エリアを旧小郡町にも拡大。部数は41000部。
1979年11月 - 配布方式を新聞折り込みに変更。部数は42550部。
1980年10月 - 火曜日号を発刊。部数は43450部。
1982年5月 - 日曜日号（月2回）を発刊。部数は46150部。
1986年5月 - 日曜日号を週刊化。部数は51400部。
1988年10月 - 木曜日号（月1回）を発刊。部数は52550部。
1990年4月 - 木曜日号を休刊、土曜日号（月2回）を発刊。部数は55150部。
1991年4月 - 土曜日号を週刊化。部数は55500部。
1994年4月 - 火曜日号を休刊、水曜日号を発刊。部数は56750部。
1994年11月 - 開作惇社長死去に伴い、開作真人が社長に就任。
1996年6月 - 木曜日号を発刊。部数は57550部。
2003年10月 - 木曜日号を休刊。部数は61300部。
2005年10月 - 市町合併に伴い配布エリア拡大。部数は69200部。
2007年7月 - 防府市を配布エリアとした防府版（土曜日発行、43000部）を創刊。
2007年9月 - 水曜日号を休刊。部数は69200部。
2007年12月 - 防府版を休刊。
2008年1月 - 防府版を復刊（ライセンス契約での、亜衣広告による発行）。
2008年4月 - 日曜日号を休刊、水曜日号を復刊。
2010年1月 - 市町合併に伴い配布エリア拡大。部数は70700部。
2010年10月 - 登録者に配達する「お届け便」サービス開始。

関連媒体

サンデー山口は、地域情報の発信源として、様々な関連媒体を展開していました。

HABAHABA：FKオフィスが創刊した無料月刊誌で、サンデー山口が発行元を引き継ぎました。
PIECE：かつて発行されていたフリーペーパー。
それっcha!：地域ブログポータルサイト。
それっcha!マガジン：地域ブログポータルサイトと連動したフリーペーパー。
iサンデー：携帯向け情報サイト。

サンデーネットワークとの関係

サンデー山口は、各地に存在する「サンデー」という名称の地域情報紙と、複雑な関係にあります。新聞折り込み配布を行っていた防長新聞によるサンデー各紙や、宇部日報社によるサンデー宇部・サンデー小野田などは、1980年以降に順次発刊されました。

一方、ポスティング配布を行っている「サンデー」は、毎日メディアサービス山口や宇部日報社が発行しており、サンデー山口とは直接的な関係はありません。

サンデー山口は、地域に根ざした情報発信を続けることで、山口市民の生活に寄り添い、地域社会の活性化に貢献しています。

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