シェーン・スペンサー

マイケル・シェーン・スペンサー

マイケル・シェーン・スペンサー（Michael Shane Spencer, 1972年2月20日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州キー・ウェスト出身の元プロ野球選手（外野手）。右投右打。

経歴

ヤンキース時代 (1998-2002)

1998年にニューヨーク・ヤンキースでメジャーデビュー。シーズン終盤に昇格すると、下位打線の一角として打率.373、10本塁打と活躍。特にディビジョンシリーズでは打率.500、2本塁打と大暴れし、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。1999年以降は、不整脈や怪我に悩まされ、レギュラー定着はならなかった。2002年オフにFA。

インディアンス、レンジャーズ時代 (2003)

2003年はクリーブランド・インディアンスでプレーし、シーズン途中にテキサス・レンジャーズへ移籍。この年、自己最多となる12本塁打を記録。シーズンオフにFAとなった。

メッツ時代 (2004)

2004年、ニューヨーク・メッツと契約。松井稼頭央とチームメイトになる。しかし、7月にニューヨーク市内のバーで足を負傷し故障者リスト入り。さらに飲酒運転で逮捕され、無期限出場停止処分を受け解雇。その後、ヤンキースとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はならず退団。

また、MLBのストライキ時に代替選手として参加したことが原因で、選手会への加入を認められなかった。

阪神時代 (2005-2006)

2004年オフ、阪神タイガースと契約。岡田彰布監督から、アンディ・シーツと共にジョージ・アリアスの穴埋めとして期待された。2005年は、オープン戦で不調だったものの、シーズンでは主に左投手が先発の試合で6番・右翼手としてスタメン出場。打率.243、9本塁打、33打点と助っ人としては物足りない成績ながら、チームのリーグ優勝に貢献した。特にヤクルトスワローズの藤井秀悟を得意としていた。

2006年は、春季キャンプで足首を捻挫し、出遅れた。復帰後は、濱中治の活躍もあり、代打での出場が中心となった。交流戦からは、左投手が先発の試合でスタメン起用されることもあった。同年オフに自由契約となった。

日本では2年間で50打点を記録し、そのうち10打点が札幌ドームで記録された。

引退後

2008年からサンディエゴ・パドレス傘下のマイナーリーグで打撃コーチを務めた。2013年には独立リーグの打撃コーチに就任。2015年からは韓国プロ野球のネクセン・ヒーローズで二軍監督を務めたが、2019年に飲酒運転が発覚し辞任。

プレースタイル

内外野をこなせるユーティリティ性と、勝負強い打撃が持ち味。特に左投手を苦にしない打撃が光った。

年度別打撃成績

(省略)

記録

NPB

初出場・初先発出場：2005年4月1日、対ヤクルトスワローズ1回戦（大阪ドーム）、6番・右翼手で先発出場
初打席・初安打：同上、2回裏に石川雅規から左前安打
初打点：2005年4月2日、対ヤクルトスワローズ2回戦（大阪ドーム）、1回裏に坂元弥太郎から左前適時打
初本塁打：2005年4月3日、対ヤクルトスワローズ3回戦（大阪ドーム）、4回裏に高井雄平から左越ソロ
初盗塁：2006年5月14日、対福岡ソフトバンクホークス3回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、3回表に二盗（投手：杉内俊哉、捕手：山崎勝己）

背番号

26 （1998年）
47 （1998年 - 2002年）
48 （2003年）
47 （2003年）
43 （2004年）
41 （2005年 - 2006年）
90 （2016年 - 2019年）

登場曲

「Lose Yourself」Eminem（2005年）
「Stand Up」Steel Dragon（2006年）

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