シーザー・イズトゥリス

シーザー・ダビド・イズトゥリスについて

シーザー・ダビド・イズトゥリス（César David Izturis）は、1980年生まれのベネズエラ出身のプロ野球選手で、内野手として知られています。イズトゥリスは右投げで両打ちの選手であり、彼の異母弟マイサーも野球選手として活動しています。

経歴

イズトゥリスは1996年7月3日にトロント・ブルージェイズと契約し、プロキャリアをスタートさせました。彼は2001年6月23日にメジャーデビューを果たし、デビュー年には46試合に出場しました。その後、2001年12月にポール・クアントリルとのトレードによりロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。

彼は2002年からメジャーリーグでの地位を築き、135試合に出場することでメジャーリーグに定着。特に2004年のシーズンは記憶に残るもので、打率.288、62打点、25盗塁を記録し、ゴールドグラブ賞を受賞しました。シーズン終了後には3年総額990万ドルで契約延長を果たしました。

今シーズン初のオールスター選手に選ばれたのは2005年で、その時点での打率は.345という好成績を収めていましたが、後半戦は不調に悩まされ、最終的にはトミー・ジョン手術を受けることになります。

復帰は2006年の後半に予定され、仲間が必要になったチームはラファエル・ファーカルを加えました。最終的にイズトゥリスは2006年の6月20日に復帰しましたが、その後7月31日にはシカゴ・カブスにトレードされました。

2007年にはピッツバーグ・パイレーツに移籍し、シーズン終了後に契約オプションを破棄されたことでフリーエージェントとなりました。しかし、その後セントルイス・カージナルスと1年総額285万ドルの契約を結びました。2008年は135試合に出場し、打率.263、24打点、24盗塁という数字を記録し、復活を遂げる印象を与えました。その後ボルチモア・オリオールズに2年総額500万ドルで移籍しました。

2009年には第2回ワールド・ベースボール・クラシックにベネズエラ代表として選出されましたが、2012年にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ際、数度のチーム変更を経て、ついにシンシナティ・レッズと契約することになりました。

その後の2014年にはヒューストン・アストロズとマイナー契約を結ぶも、シーズン中に放出されるなど厳しい状況が続きました。イズトゥリスは2015年も球団が決まらず、ベネズエラのウィンターリーグでプレーすることになりました。

選手としての特徴

イズトゥリスのプレースタイルは守備力の高さとスピードが特徴的です。特に内野手としての守備範囲は広く、走塁能力もあるため、チームにおいて貴重な存在でした。彼の守備力は2004年に受賞したゴールドグラブ賞が物語っており、その実力を証明しています。

記録と受賞歴

• - ゴールドグラブ賞: 1回（2004年）
• - MLBオールスターゲーム選出: 1回（2005年）
• - 代表歴: ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表（2009年）

シーザー・ダビド・イズトゥリスは、メジャーリーグに名を馳せた選手であり、彼のキャリアは数々の名場面で彩られています。彼の再起と活躍を今後も期待しています。

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