ジェームズ・コーデン

ジェームズ・キンバリー・コーデン OBE

ジェームズ・キンバリー・コーデン（James Kimberley Corden）は、1978年8月22日生まれのイギリスの俳優、コメディアン、歌手、作家、プロデューサー、そしてテレビ番組の司会者です。特に、CBSで放送されているトークバラエティ番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の司会として知られており、その魅力的でユーモア溢れるスタイルが視聴者に愛されています。

略歴

コーデンはロンドンのヒリンドン特別区で誕生し、バッキンガムシャー州ウィカム地区で成長しました。彼の父はイギリス空軍の音楽隊で活動していたミュージシャンであり、母はソーシャルワーカーでした。家族に姉と妹がいます。コーデンは96年にミュージカル『Martin Guerre』で役者としての第一歩を踏み出しました。

彼のキャリアの転機となったのは、BBCのシットコム『Gavin & Stacey』での作品であり、ここで自ら脚本を担当し、2008年に英国アカデミー賞テレビ部門で最優秀コメディ演技賞を受賞しました。この作品は彼にとって大きな成功を収め、イギリスのコメディシーンでの地位を確立しました。

2010年には、イングランド代表が出場したFIFAワールドカップに向けて、「Shout for England」と題した非公式な応援歌をディジー・ラスカルと共にリリースし、全英シングルチャートで1位を獲得しました。再び舞台に戻った2012年には、作品『One Man, Two Guvnors』でトニー賞を受賞し、その名声は世界的なものとなりました。

2015年には大英帝国勲章のオフィサー（OBE）に任命され、同年3月から『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の司会を開始しました。この番組は1995年から続く人気トークショーであり、コーデンは4代目の司会者に就任し、前任者のクレイグ・ファーガソンからその役割を引き継ぎました。

コーデンは多くの授賞式の司会も務めており、特にハリウッド映画賞やトニー賞、グラミー賞の授賞式などで彼の進行能力は高く評価されています。また、2019年に公開されたミュージカル映画『キャッツ』では、デジタル技術で猫に変身した自身の役柄が賛否を呼び、アカデミー賞の授賞式では猫の姿で登場したことが注目されました。

私生活

プライベートでは、俳優のドミニク・クーパーを通じて知り合った元テレビプロデューサーのジュリア・ケイリーと2012年に結婚しました。二人の間には、結婚する前に誕生した長男マックスと結婚後に生まれた長女ケイリーがいます。コーデンはウェストハム・ユナイテッドFCの熱心なファンであり、彼の作品『Gavin & Stacey』の中でもサッカー好きなキャラクターを演じています。

近年、2022年にはニューヨークのレストラン「Balthazar」から出入り禁止を受ける騒動がありました。これはスタッフへの不適切な態度が原因でしたが、後に謝罪し、再び出入りできるようになりました。

主な作品

コーデンは、映画や舞台、テレビと多岐にわたって活躍しており、2008年には『トップ・ギア』にもゲスト出演しました。彼の影響力は多方面に及んでいます。彼は今後も多くのエンターテイメントに関わり続けることでしょう。

興味深い彼の経歴や作品の数々が、今後の活動にどのような影響を与えるのか、広く注目されています。

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