ジャイアンツコーズウェイ

ジャイアンツコーズウェイ (Giant's Causeway)

ジャイアンツコーズウェイは、アイルランド出身の競走馬で、多くの G1 競走で優秀な成績を収め、「アイアンホース」との愛称で呼ばれました。彼は父に名種牡馬ストームキャットを持ち、母も多くの重賞に勝った名馬です。2001年に引退後、種牡馬としても活躍しました。

競走成績

ジャイアンツコーズウェイはエイダン・オブライエン調教師の厩舎でデビューし、初戦で7馬身差の圧勝を果たしました。その後もフューチュリティーステークスで重賞を勝ち、フランスのサラマンドル賞を制覇するなど、順調なスタートを切ります。同厩舎には同時期にファスリエフが在籍していましたが、故障によりファスリエフが引退したため、ジャイアンツコーズウェイが厩舎のエースとなるのです。

3歳になったジャイアンツコーズウェイは、初戦で古馬を一蹴し、イギリス2000ギニーに挑むも2着。続くアイリッシュ2000ギニーでもまたもや2着に敗れますが、セントジェームズパレスステークスで遂に1番人気に応えて勝利を飾ります。ここから彼の快進撃が始まります。

エクリプスステークスではファンタスティックライトやサキーといった強豪が揃う中で、最終的には勝利を収めます。続くサセックスステークスやインターナショナルステークスでも勝利し、アイリッシュチャンピオンステークスにも出走。結果的に僅か12週間の間に5連勝を達成しましたが、クイーンエリザベス2世ステークスで2着に終わったことで、その連勝は止まります。

最終的にジャイアンツコーズウェイはブリーダーズカップ・クラシックにも出走し、強力な馬たちを相手に2着となりました。この結果により、カルティエ賞では年度代表馬に選ばれました。

種牡馬としての活躍

引退後、2001年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬として供用され、翌年からはアメリカに渡ります。初年度の産駒は2004年にデビューし、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選ばれたシャマルダルを輩出しました。以降、毎年のようにG1勝ち馬を輩出し、2009年と2010年には北米リーディングサイアーに輝きました。

ジャイアンツコーズウェイの産駒は主にアメリカで活動しており、また過去にはヨーロッパやオーストラリアでも数多くのGI勝ち馬を出しています。特に、彼の代表産駒であるシャマルダルはフランスクラシック二冠を制覇するロペデヴェガを輩出しています。日本にも産駒が輸入され、エイシンアポロンなどが重賞勝ち馬となっています。

主な産駒

• - Aragorn: シューメイカーブリーダーズカップマイルステークスなど3勝。
• - Footstepsinthesand: イギリス2000ギニーを勝利。
• - Shamardal: G1を複数勝ち、種牡馬としても成功。
• - My Typhoon: ダイアナステークスなど5勝。

他にも多くの優秀な産駒が存在し、様々な競馬場で活躍しています。2018年に亡くなるまで、ジャイアンツコーズウェイは種牡馬としてその血を広め続け、競馬界へ多大な貢献を果たしました。

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