ジャパンエクセレント投資法人

ジャパンエクセレント投資法人：大都市圏オフィスビルに特化した東証REIT

ジャパンエクセレント投資法人は、東京都港区に本社を置く、東京証券取引所市場第一部に上場する不動産投資信託（J-REIT）です。同社は、大都市圏に位置する優良なオフィスビルを主に保有・運用することで、安定的な収益の獲得を目指しています。

主要スポンサーと設立

日鉄興和不動産と第一生命保険が主要スポンサーとして、設立当初から同社の運営を支えています。2006年の設立以来、両社はジャパンエクセレント投資法人の成長に大きく貢献し、安定した経営基盤の構築に寄与してきました。設立当初は積水ハウスもスポンサーとして参画していましたが、2014年にスポンサーを離脱しています。

堅実なポートフォリオと資産運用

ジャパンエクセレント投資法人のポートフォリオは、大都市圏のオフィスビルに集中しており、厳選された物件群で構成されています。2022年6月30日時点での保有物件数は35件、取得価格の合計は2819億800万円にのぼります。これらの物件は、高い入居率と安定した賃料収入を生み出しており、投資家の信頼を得ています。

資産運用は、ジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社が行っています。同社の株主構成は、日鉄興和不動産（54％）、第一生命保険（26％）、第一ビルディング（5％）、相互住宅（5％）、みずほ銀行（5％）、みずほ信託銀行（5％）となっており、主要スポンサーである日鉄興和不動産と第一生命保険が過半数の株式を保有しています。

主要保有物件

ジャパンエクセレント投資法人は、全国主要都市のランドマーク的なオフィスビルを数多く保有しています。代表的な物件としては、以下のものがあげられます。

大森ベルポートD館
赤坂インターシティ
赤坂インターシティAIR
浜離宮インターシティ
日石横浜ビル
NHK名古屋放送センタービル
グランフロント大阪（うめきた広場・南館・北館）
JEI京橋ビル（旧MID京橋ビル）※2023年6月30日、2024年1月22日に売却済

これらの物件は、いずれも交通アクセスが良好で、高い利便性を有する一等地にあります。

沿革

2006年2月20日：ジャパンエクセレント投資法人の設立
2006年3月15日：投信法第187条に基づく登録完了
2006年6月27日：東京証券取引所市場第一部上場
2014年5月12日：積水ハウスがスポンサーを離脱

まとめ

ジャパンエクセレント投資法人は、主要スポンサーである日鉄興和不動産と第一生命保険の強力な支援の下、安定した経営基盤と高い収益力を維持しています。今後も、大都市圏のオフィスビルへの投資を積極的に展開することで、さらなる成長を目指していくものと期待されています。厳選されたポートフォリオと、経験豊富な専門家による運用によって、投資家にとって魅力的な投資対象であり続けるでしょう。

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