ジャマイカ労働党

ジャマイカ労働党（JLP）とは

ジャマイカ労働党（Jamaica Labour Party、JLP）は、ジャマイカにおける主要な政党の一つです。自由の鐘をシンボルとし、緑色を選挙のイメージカラーとしています。

歴史

元々はバスタマンテ産業労働組合の政治部門として、1943年にアレクサンダー・バスタマンテによって設立されました。当初からジャマイカの政治において重要な役割を果たし、1962年のジャマイカ独立から1972年まで、そして1980年から1989年までの期間、政権を握りました。バスタマンテは創設から長きにわたり党を率い、その指導の下で党は成長を遂げました。

1972年の選挙で敗北した後は、ドナルド・サングスター、ヒュー・シアラーといった指導者が党首を務めました。その後、エドワード・シアガが1974年から2004年までの長期にわたり党を率い、党の安定と発展に貢献しました。2004年には、中道派として知られるブルース・ゴールディングが党首を引き継ぎ、新たな時代を迎えました。

近年の動向

2007年の総選挙では、下院の60議席中33議席を獲得し、勝利を収めました。この結果を受けて、ブルース・ゴールディングが2007年9月11日にジャマイカの首相に就任しました。しかし、2011年にゴールディングは党首と首相の職を辞任し、アンドリュー・ホルネスが後を引き継ぎました。

2011年12月に行われた選挙では、下院の63議席中21議席の獲得にとどまり、敗北しました。しかし、2016年2月25日の選挙では、再び勝利し、ホルネスが首相に復帰しました。2020年9月3日の選挙では、下院の63議席中49議席を獲得する圧勝を果たしました。

歴代党首

アレクサンダー・バスタマンテ (1943–1974)
ドナルド・サングスター (代行: 1965–1967)
ヒュー・シアラー (代行: 1967–1974)
エドワード・シアガ (1974-2005)
ブルース・ゴールディング (2005–2011)
アンドリュー・ホルネス (2011-)

ジャマイカ労働党は、ジャマイカの政治において長年にわたり重要な役割を果たしてきました。その歴史は、ジャマイカの独立、政治的変遷と深く結びついています。今後の動向も注目されます。

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