ジョニー・ウォーカー (格闘家)

ジョニー・ウォーカーは、1992年3月30日生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ州出身の総合格闘家です。18歳からムエタイを始め、21歳でプロデビューを果たしました。SBGアイルランドに所属し、UFCライトヘビー級ランキングでは現在10位にランクインしています。

プロデビューからUFC参戦まで

ウォーカーは、2013年にプロ総合格闘家としてのキャリアをスタートさせました。2018年8月には、Dana White's Contender Series Brazil 2でエンリケ・ダ・シウバに判定勝ちを収め、UFCとの契約を掴み取りました。

UFCでの活躍

2018年11月、UFCデビュー戦でカリル・ラウントリー・ジュニアを1ラウンドKOで下し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。その衝撃的な勝利で、一躍注目を集めました。

その後も、2019年2月にはジャスティン・レデットを15秒でKO、3月にはミシャ・サークノフを36秒でKOするなど、破竹の勢いで3戦連続パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得。その圧倒的なKO劇は、ファンを熱狂させました。

しかし、2019年11月にはコーリー・アンダーソンにKO負け、2020年3月にはニキータ・クリロフに判定負けと、ランキング上位選手との対戦では苦戦を強いられる場面も見られました。

2020年9月にはライアン・スパンにKO勝ちを収めたものの、2021年10月にはチアゴ・サントス、2022年2月にはジャマール・ヒルに連敗を喫しました。

2022年9月にはイオン・クテラバに一本勝ちで再び勢いを取り戻し、2023年1月にはポール・クレイグにKO勝利。同年5月にはアンソニー・スミスに判定勝ちを収めました。

2023年10月、マゴメド・アンカラエフとの試合では、アンカラエフの反則行為によりノーコンテストとなりました。この試合後、医師の判断を巡り物議を醸しましたが、UFCのダナ・ホワイトCEOはウォーカーの応答を「間違っていない」とし、医師の経験不足を指摘しました。

2024年1月にはアンカラエフとの再戦でKO負け、同年6月にはヴォルカン・オーズデミアにもKO負けと、再び苦しい状況が続いています。

戦績と特徴

ウォーカーの戦績は、21勝8敗1ノーコンテスト（2024年7月現在）。強烈な打撃を武器に、数々のKO勝利を挙げていますが、ランキング上位選手との対戦では苦戦することも多いです。

人物

本名は「ウォーカー・ジョニー」ですが、スコッチウイスキーの「ジョニー・ウォーカー」にちなんでニックネームが定着しました。また、同じくUFCファイターのヴァルター・ウォーカーは実弟です。

獲得タイトルと表彰

UCMMAライトヘビー級王座 (2018年)
EBDライトヘビー級王座 (2018年)
* UFCパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト (4回)

ジョニー・ウォーカーは、そのアグレッシブなファイトスタイルでファンを魅了し続けています。今後のさらなる活躍が期待される選手の一人です。

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