ジョホール・シンガポール・コーズウェイ

ジョホール・シンガポール・コーズウェイは、シンガポール北部のウッドランズと、マレーシアのジョホールバルを結ぶ、ジョホール海峡を横断する土手道です。地元では単に「コーズウェイ」と呼ばれることが多く、本稿でも同様の表記を用います。

概要

コーズウェイは、当時マレー半島を植民地支配していたイギリスによって建設され、4年の歳月をかけて1923年に開通しました。全長1,056メートルで、道路の他にマレー鉄道の線路と、生活用水を送るためのパイプラインが敷設されています。パイプラインは3本あり、そのうち2本はマレーシアからシンガポールへ原水を送るために利用され、残りの1本はシンガポールからマレーシアへ上水道を送るために利用されています。道路には両端に料金所と国境検問所があり、出国審査と入国審査を通過する必要があります。

1日の交通量は約6万台に達しますが、夕方や休日には慢性的な交通渋滞が発生します。この問題を緩和するために、1998年にマレーシア・シンガポール・セカンドリンクが建設されました。また、コーズウェイの東側には、新たな鉄道橋と道路橋を建設する計画も存在します。

他の道路との接続

シンガポール側

シンガポールの高速道路であるブキッ・ティマ高速道路（BKE）の終点に接続しており、コーズウェイから直接高速道路へ乗り入れることができます。

マレーシア側

マレーシアの高速道路であるスクダイ高速道路の終点に接続しており、コーズウェイから直接高速道路へ乗り入れることができます。

歴史

1919年 - 工事開始
1923年9月17日 - 鉄道が開通し、貨物列車の運行が開始
1923年10月1日 - 旅客列車の運行が開始
1924年6月28日 - 道路が開通
1942年 - 日本軍の侵攻を阻止するため、イギリス軍によって一部が破壊されるが、後に日本軍によって修復
1964年7月22日～7月26日 - 人種間暴動により一時的に閉鎖

料金

マレーシア料金所

Touch 'n Goが利用可能

シンガポール料金所

詳細は不明

関連項目

* マレーシア・シンガポール・セカンドリンク

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