ジョン・サーモンズ

ジョン・サーモンズ

ジョン・サーモンズ（John Rashall Salmons、1979年12月12日生まれ）は、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手です。彼はシューティングガードとして知られ、198cmの身長と94kgの体格を持ちます。そのユーティリティープレーヤーとしての才能から愛称は「Buck」と呼ばれています。

学生時代

サーモンズはマイアミ大学に進学し、そこでスモールフォワードとしてプレーしました。1年目には12試合に先発し、当時のカレッジ界で活躍していたリチャード・ハミルトンやマイケル・レッドの攻撃を封じるディフェンスが評価されました。2年目には先発に定着し、3年目には13.3得点、6.0リバウンドの成績を残しました。この時、彼はリバウンド、アシスト、スティールでチーム内トップの成績を誇ります。また、ビッグ・イースト・カンファレンスのオールサードチームにも選出されました。

大学最後のシーズンでは、彼のオールラウンドな能力がいかんなく発揮され、平均13.1得点、6.0リバウンド、6.1アシストを記録しました。また、彼は同校初のトリプルダブルを達成し、スポーツマンシップアワードも受賞しました。連続107試合出場は同校の新記録であり、通算1000得点、600リバウンド、400アシスト以上を達成した選手です。サーモンズの4年間でチームは87勝を挙げ、これは他のいかなる4年間よりも優れた成績でした。

NBAキャリア

大学を卒業後、サーモンズは2002年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに1巡目26位指名を受けるも、その後すぐにスピーディ・クラクストンとのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍しました。彼は76ersで4シーズンプレイし、特に最後の05-06シーズンには平均7.5得点を記録するなど成績を向上させました。

07-08シーズンには、トロント・ラプターズからサクラメント・キングスへ移籍。ここではポイントガードとしても起用され、持ち味のオールラウンドなプレイを発揮。12月22日のデンバー・ナゲッツ戦では21得点、11リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成しました。その後もシーズンを通じて活躍し、12.5得点、4.3リバウンドを記録しました。

次のシーズンには更に成績を伸ばし、シカゴ・ブルズに移籍。ブルズでは平均18.3得点、4.3リバウンド、3ポイント成功率41.7%を記録し、チームのプレーオフ出場に大きく貢献しました。2010年にはミルウォーキー・バックスに移籍し、マイケル・レッドの穴を埋める存在となりました。

2013年にはトロント・ラプターズに再び移籍し、その後アトランタ・ホークス、ニューオーリンズ・ペリカンズに渡りますが、最終的には2015年に解雇されました。

プレイスタイル

サーモンズはポジションの垣根を越えてプレイできるユーティリティープレーヤーです。彼の得点パターンは多岐にわたり、ドライブインからの得点や3ポイントシュートを織り交ぜながら攻撃を仕掛けることができる選手です。オールラウンドな活躍から、リーグ内では評価される存在となりました。

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