ジョー・ランダ

ジョゼフ・グレゴリー・ランダ（Joseph Gregory Randa、1969年12月18日 - ）は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身の元プロ野球選手です。右投右打の三塁手として活躍し、「ジョーカー（The Joker）」の愛称で親しまれました。

経歴

1989年のMLBドラフトでカリフォルニア・エンゼルスから30巡目指名を受けましたが、この時は契約せず、テネシー大学へ転校。1991年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから11巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。

1995年4月30日にメジャーデビューを飾り、翌1996年には正三塁手として110試合に出場、打率.303を記録し、Topps ルーキーオールスターチーム（三塁手部門）に選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。

その後、1997年にジェイ・ベル、ジェフ・キングとのトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍。同年には9三塁打を放ち、ナショナルリーグ3位を記録しました。同オフにはエクスパンションドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されたものの、直後にトラビス・フライマンとのトレードでデトロイト・タイガースへ移籍。1998年オフにはニューヨーク・メッツを経由し、2度のトレードを経てロイヤルズへ復帰しました。

ロイヤルズ復帰後は、1999年に打率.314、197安打、2000年には106打点を記録するなど、中心打者としてチームを牽引しました。2004年オフにFAでシンシナティ・レッズへ移籍しましたが、2005年シーズン中にジャスティン・ジャマーノら2投手とのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。中距離打者として、2005年には自己最多となる17本塁打を記録しましたが、二塁打が多く、同年の43二塁打はナショナルリーグ5位でした。2006年にパイレーツでプレーしたのを最後に現役を引退しました。

家族

息子のジェイク・ランダも野球選手で、ノースウェスト・フロリダ州立大学在学時の2019年にMLBドラフト13巡目（全体393位）でワシントン・ナショナルズから指名を受け、プロ入りしています。

詳細情報

表彰
プレイヤー・オブ・ザ・マンス：1回 （1999年7月）
Topps ルーキーオールスターチーム：三塁手部門（1996年）
背番号
18（1995年）
16（1996年 - 1997年、1999年 - 2005年途中）
19（1998年）
28（2005年途中 - 同年終了）
* 5（2006年）

ジョー・ランダは、堅実な守備と勝負強い打撃で、多くのチームで活躍しました。特にロイヤルズ時代には、チームの中心選手として、ファンに愛されました。引退後も、野球界に貢献しています。

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