トラビス・フライマン

デビッド・トラビス・フライマン（David Travis Fryman、1969年3月25日 - ）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントン出身の元プロ野球選手です。主に三塁手、遊撃手として活躍し、右投右打でした。

経歴

1987年のMLBドラフトで、デトロイト・タイガースから1巡目（全体30位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1990年7月7日には、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たしました。

1997年オフには、エクスパンション・ドラフトで指名されたジョー・ランダら3選手とのトレードで、一旦アリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍。しかし、同年12月には、マット・ウィリアムスのトレード相手として、トム・マーティン及び金銭と共にクリーブランド・インディアンスへ移籍しました。インディアンスでは中心選手として活躍し、2000年にはオールスターに5回目の選出にして初めてスターティングメンバーとして出場しました。

2002年に現役を引退。引退後もインディアンスの組織内で活動し、傘下のA-級マホーニングバレー・スクラッパーズの監督や、スペシャル・アシスタント（巡回コーチ）を務め、後進の育成に尽力しました。

2008年には、アメリカ野球殿堂入り候補に選ばれました。

詳細情報

年度別打撃成績（省略）
年度別守備成績（省略）

表彰

シルバースラッガー賞：1回（1992年）
ゴールドグラブ賞：1回（2000年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：5回（1992年 - 1994年、1996年、2000年）
サイクル安打：1回（1993年7月28日）

背番号

45 (1990年)
24 (1991年 - 1997年)
* 17 (1998年 - 2002年)

フライマンは、タイガースでのデビューからインディアンスでの活躍、そして引退後の指導者としての活動を通して、野球界に大きな足跡を残しました。特に、インディアンス時代には、その堅実な守備と勝負強い打撃でチームを牽引し、ファンから愛される選手でした。

オールスターゲームでの活躍やゴールドグラブ賞の受賞は、彼の才能と努力の結晶と言えるでしょう。また、引退後も若手選手の育成に情熱を注ぎ、チームへの貢献を続けていることは、彼の野球に対する深い愛情を示しています。

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