スキップ・ビート

KUWATA BAND「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」解説

「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」は、KUWATA BANDが1986年7月5日にリリースした3枚目のシングルです。タイシタレーベルから7インチレコードで発売され、後に8cmCD（1993年）、12cmCD（2001年）としても再発されました。2016年にはダウンロード配信、2019年にはストリーミング配信も開始されています。

リリースと背景

デビューシングル「BAN BAN BAN」から3ヶ月後、2枚目のシングル「MERRY X'MAS IN SUMMER」と同時発売されました。12cmCDの型番は本作がVICL-35302、「MERRY X'MAS IN SUMMER」がVICL-35303ですが、公式サイトでは本作が3枚目のシングルとされています。

収録曲

1. スキップ・ビート (SKIPPED BEAT) (4:02)
作詞・作曲：桑田佳祐 / 編曲：KUWATA BAND

タイトルの「スキップ・ビート」は、語感から生まれた当て字で、特に深い意味はありません。桑田佳祐は仮歌の段階でサビを「スケベ〜スケベ〜」と繰り返すフレーズに決めていました。歌詞にはエロティックな表現や比喩が多数含まれています。

ライブでは、「Woman, say!! yeah」の部分で観客とのコールアンドレスポンスが定番でした。2021年の全国ツアー『BIG MOUTH, NO GUTS!!』では、コロナ禍における感染防止対策として、観客が歓声を上げられない代わりに手拍子でのやり取りが行われました。

ミュージックビデオは長らく公開されていませんでしたが、2018年1月発売のPV集『MVP』に収録されました。

TWICEやNiziUのプロデューサーであるJ.Y. Parkは、中学生時代に海賊版カセットやラジオを通じて日本の音楽を聴いており、その際にこの楽曲を聴いて「アジア人でもブラック・ミュージックをパフォーマンスできる」と衝撃を受けたと語っています。

2. PAY ME (4:35)
作詞：Tommy Snyder & 桑田佳祐 / 作曲・編曲：KUWATA BAND

全英語詞の楽曲で、歌詞にはアミューズの社員や桑田のマネージャーの名前が登場します。また、同じアミューズ所属の三宅裕司、富田靖子、バンドTHE 東南西北の名前も歌詞に登場し、歌詞に続いて桑田自身が単語の解説をしています。歌詞には日本語をローマ字表記しただけの部分も含まれています。発売当初のEP盤には歌詞が掲載されていましたが、再発マキシシングルには歌詞は掲載されていません（公式サイトでは歌詞が掲載されています）。

参加ミュージシャン

スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)
桑田佳祐: Vocal, Guitar
小島良喜: Keyboard, Vocal
今野多久郎: Percussion, Vocal
琢磨仁: Bass, Vocal
河内淳一: Guitar, Vocal
松田弘: Drums, Vocal
大谷幸: Keyboard
美久月千晴: Bass
EPO: Chorus (Courtesy of MIDI Records)
新田一郎: Horn Section
藤井丈司: Synthesizer & Computer Operation
古川貴司: Synthesizer & Computer Operation

PAY ME
桑田佳祐: Vocal, Guitar
小島良喜: Keyboard, Vocal
今野多久郎: Percussion, Vocal
琢磨仁: Bass, Vocal
河内淳一: Guitar, Vocal
松田弘: Drums, Vocal
大谷幸: Keyboards
美久月千晴: Bass
Tommy Snyder: Rap
藤井丈司: Synthesizer & Computer Operation
古川貴司: Synthesizer & Computer Operation

カバー

スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)
2009年：Superfly - シングル「恋する瞳は美しい/やさしい気持ちで」に収録。

収録アルバム

(省略)

ライブ映像作品

(省略)

ミュージック・ビデオ収録作品

(省略)

脚注

(省略)

外部リンク

スキップ・ビート (SKIPPED BEAT) - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE

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