スネーク奄美

スネーク奄美について

スネーク奄美（本名：栄勇）は、1951年5月25日に鹿児島県日置郡（現・南さつま市）に生まれました。彼の格闘技のキャリアは、元大相撲力士として始まり、その後プロレスラーとして活躍することに至ります。彼の相撲時代の四股名は「栄」であり、1970年に大相撲から廃業するまでの間、短期間でも注目を集めました。

来歴

スネーク奄美は中学校を卒業後、井筒部屋に入門し、1967年1月の初土俵にて大相撲の世界に足を踏み入れました。彼はわずか15歳でその世界に挑戦したものの、1970年1月限りで引退することになりました。彼の相撲における最高位は三段目22枚目でしたが、この時期に培った根性はその後の人生にも影響を与えました。

大相撲を引退後は、鹿児島商工高（現・樟南高校）に進学し、アマチュアレスリングに専念しました。1970年にはインターハイと国体のフリー75kg以上級で優勝を果たし、アスリートとしての腕前をさらに磨きました。

1972年に営業社員として国際プロレスに入社したスネーク奄美は、翌1973年1月6日、米村勉と対戦しプロレスラーとしてデビューを果たします。その後、1974年にスネーク奄美というリングネームに変更し、レスリングの技術を活かしたパフォーマンスで観客を魅了しました。特にダイビング・ボディアタックやドロップキックが得意技として知られていました。

しかし、1980年には「'80新春パイオニア・シリーズ」の直後に脳腫瘍が発見され、これにより戦線から離れることを余儀なくされました。現役復帰の機会もなく、彼は29歳という若さでこの世を去りました。スネーク奄美の早すぎる死は、多くのファンにとって非常に衝撃的で悲しい出来事でした。

出演作

スネーク奄美は映画にも出演しており、1977年の東映作品『空手バカ一代』ではアーム・ストロング役として登場しました。このように彼は格闘技だけでなく、映像作品にもその名を残しました。

まとめ

スネーク奄美の人生は、格闘技の世界での成功と同時に、若くして逝ってしまった悲劇的な面も持ち合わせています。彼は大相撲からプロレスに至るまで、多くの人々にインスピレーションを与え、そのキャリアは今も多くのファンの記憶に刻まれています。彼の業績を振り返ることは、格闘技界の歴史を知る上でも重要な意味を持ちます。

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