スパーニャ駅

スパーニャ駅（Spagna）は、ローマのカンポ・マルツィオ地区に位置するローマ地下鉄A線の駅の一つです。1980年に開業し、地下駅として利用されています。駅名は、近隣の観光名所であるスペイン広場（ピアッツァ・ディ・スパーニャ）に由来します。

駅の主要な出入口は、トリニタ・デイ・モンティ階段の左側にあり、そこから数メートルの場所にはボッティーノ小路が続いています。この小路は、スペイン広場へ直接アクセスできる便利なルートです。また、もう一つの出口は、動く歩道で接続されており、ヴェネト通りの端、ヴィッラ・ボルゲーゼの入口に近いピンチャーナ門の近くに位置しています。この出口は、周辺の観光スポットや公園へのアクセスに便利です。

スパーニャ駅は、2019年5月に一時的な無期閉鎖が解除され、現在は通常通り利用可能です。駅周辺は、歴史的な建造物や観光名所が数多く存在しており、多くの観光客や地元住民に利用されています。

周辺施設

スパーニャ駅周辺には、以下のような観光名所や施設があります。

スペイン広場: バロック様式の美しい広場として知られ、多くの観光客が訪れます。
バブイーノ通り: 高級ブランド店やギャラリーが立ち並ぶ、おしゃれな通りです。
コンドッティ通り: 有名ブランドのブティックが軒を連ねる、高級ショッピング街です。
パラッツォ・ディ・スパーニャ: スペイン大使館として使用されている歴史的な建物です。
トリニタ・デイ・モンティ教会: 階段の上に建つ美しい教会で、ローマの景観を象徴する存在です。
トリニタ・デイ・モンティ階段: スペイン広場とトリニタ・デイ・モンティ教会を結ぶ、有名な階段です。
サルスティウスのオベリスク: スペイン広場にある古代エジプトのオベリスクです。
インマコラータのコロンナ: 聖母マリアを祀る記念柱です。
パラッツォ・ディ・プロパガンダ・フィーデ: 歴史的な建物で、宗教関連の施設が入っています。
Museo di Keats e Shelley: 有名な詩人、キーツとシェリーに関する博物館です。
ヴィッラ・メーディチ: かつてのメディチ家の別荘で、現在はフランスのアカデミーが入っています。
ヴィッラ・ボルゲーゼ: ローマ最大の公園の一つで、美術館や庭園があります。
ピンチョ: ヴィッラ・ボルゲーゼの丘にある見晴らしの良い場所です。
コロンナ広場: マルクス・アウレリウスの記念柱が立つ広場です。
モンテチトーリオ: イタリア下院議会が置かれている建物です。
パラッツォ・キージ: イタリア首相官邸として使用されている建物です。
マルクス・アウレリウスの記念柱: ローマ皇帝マルクス・アウレリウスを記念した柱です。
アルベルト・ソルディのガッレリーア: ショッピングアーケードです。
コルソ通り: ローマの中心部を走る主要な通りです。
サンタ・マリーア・イン・ヴィーア教会: 歴史のある教会です。
ボルゲーゼ宮殿: ボルゲーゼ家の邸宅で、現在は美術館として利用されています。
アーラ・パチス: アウグストゥス帝が平和を記念して建設した祭壇です。
アウグストゥス廟: ローマ皇帝アウグストゥスの霊廟です。

駅の施設

スパーニャ駅には、以下の施設があります。

ヴィッラ・ボルゲーゼの駐車場: 駅と動く歩道で繋がっており、ヴィッラ・ボルゲーゼへのアクセスが容易です。
公共エレベーター: 1893年にBlumenstihl男爵によって建設されたもので、ボッティーノ小路の出口横に位置しています。トリニタ・デイ・モンティ階段の上にある出口に繋がっています。
エスカレーター: 駅構内には、エスカレーターが設置されており、移動がスムーズに行えます。

外部リンク

ATACの駅のサイト: 駅の入口の移動やバスの乗り換えに関する情報、地図を用いた周辺建物の詳細情報が掲載されています。
地図 - Google マップ: スパーニャ駅周辺の地図情報が確認できます。

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