ソユーズTM-21

ソユーズTM-21は、宇宙ステーション・ミールへの往来を目的とした21回目の有人ミッションであり、コールサインは「ウラガーン（嵐）」でした。アメリカ合衆国とロシアが共同で行うシャトル・ミール・プログラムの一環として、ソユーズロケットによってバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。

このミッションで特筆すべきは、史上初めて13人もの人間が同時に宇宙に滞在したことです。内訳は、ソユーズに搭乗した3人、ミールに滞在していた3人、そしてスペースシャトル・エンデバーに搭乗しSTS-67ミッションに参加していた7人でした。

アメリカ人宇宙飛行士として初めてソユーズとミールに搭乗したノーマン・サガードを含む3人のクルー（ミールEO-18）は、アトランティスによるSTS-71ミッションで打ち上げられた次のクルー（ミールEO-19）と交代し、アトランティスで地球に帰還しました。その後、EO-19クルーはソユーズTM-21で帰還しました。

乗組員

打上げ時
ウラジーミル・デジュロフ (1) - ロシア
ゲンナジー・ストレカロフ (5) - ロシア
ノーマン・サガード (5) - アメリカ合衆国
帰還時
アナトリー・ソロフィエフ (4) - ロシア
ニコライ・ブダーリン (1) - ロシア

ミールとのドッキング

1995年3月16日 07:45:26 UTC - 結合
1995年7月4日 10:55 UTC - 分離
1995年7月4日 11:39 UTC - 結合
* 1995年9月11日 03:30:44 UTC - 分離

ソユーズTM-21ミッションは、米露間の宇宙開発協力の象徴的な出来事であり、宇宙ステーションにおける長期滞在や共同研究の基盤を築く上で重要な役割を果たしました。また、宇宙空間における国際協力の新たな時代を切り開いたミッションとして、その歴史的意義は大きいと言えるでしょう。

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