タリハ県

タリハ県

タリハ県は、ボリビアの最南部に位置する県です。北はチュキサカ県、西はポトシ県と接し、南はアルゼンチン、東はパラグアイと国境を接しています。県都はタリハ市で、県全体は6つの郡で構成されています。

概要

タリハ県は温暖な気候で、年間を通して20度から30度程度の過ごしやすい気温です。適度な降雨にも恵まれ、農業が盛んな地域です。大麦、トウモロコシ、サトウキビなどの農作物のほか、多様な果物が栽培されています。特にブドウの栽培が盛んで、ボリビア国内でも良質なワインやシンガニ（ブドウを原料とする蒸留酒）の産地として知られています。

豊富な天然ガス資源も有していますが、その国有化をめぐり、ボリビアガス紛争と呼ばれる国内紛争が発生しました。

人口は約30万人で、タリハの人々は陽気で親しみやすいことで知られています。特に男性は「チャパコ」と呼ばれ、冗談好きな人々の代名詞となっています。ボリビアのペーニャ（音楽ショーを行う居酒屋）などでは、ショーの途中で観客のチャパコが「アロアロー！（おいおい！）」と叫び、即興でジョークを披露することがあります。

クエッカは、チリ、ペルー、ボリビアで広く踊られている伝統的なダンスですが、タリハのクエッカは、ラパスなどの寒冷な地域のクエッカに比べて、非常に陽気な音楽に合わせて踊られます。サン・ロケやサン・ロレンソといった観光名所の美しさを歌った、テンポの良い楽曲がよく用いられます。

タリハ県の名物料理としては、牛肉を煮込んだサイセが挙げられます。

2000年代に入り、サンタクルス県などと同様に、地方自治権の拡大を目指す動きが活発化しています。

隣接する県

チュキサカ県
ボケローン県
サルタ州
ポトシ県

郡

タリハ県は、以下の6つの郡で構成されています。

関連項目

ボリビアの地方行政区画

外部リンク

Tarija - Travel Guide
Weather in Tarija
Bolivian Music and Web Varieties
* Full information of Tarija Department

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