ダフネ (リヒャルト・シュトラウス)

リヒャルト・シュトラウスのオペラ『ダフネ』

『ダフネ』（Daphne）は、リヒャルト・シュトラウスが1937年に完成させた1幕のオペラです。台本はヨーゼフ・グレゴールによって作成されました。

初演

1938年10月5日に、ドレスデン国立歌劇場にて初演が行われました。指揮は、このオペラを献呈されたカール・ベームが担当しました。

楽器編成

このオペラは、大規模なオーケストラのために書かれています。以下はその楽器編成です。

木管楽器: フルート3（3番はピッコロ持ち替え）、オーボエ2、イングリッシュホルン、クラリネット2、バセットホルン、バスクラリネット、ファゴット3、コントラファゴット
金管楽器: ホルン4、トランペット3、トロンボーン3
打楽器: ティンパニ、小太鼓、シンバル、大太鼓、トライアングル、タンブリン、タムタム
その他: ハープ2、弦五部（各16人、16人、12人、10人、8人の指定）
バンダ: オルガン、アルプホルン

演奏時間

全1幕で、演奏時間はおよそ1時間40分です。

登場人物

ペナイオス: 漁師（バス）
ゲア: ペナイオスの妻（アルト）
ダフネ: ペナイオスの娘（ソプラノ）
ロイキッポス: ダフネの友達（テノール）
アポロ: （テノール）
その他: 4人の羊飼い、2人の侍女（ソプラノ）

あらすじ

（詳細なあらすじは省略。ギリシャ神話に基づいており、ダフネが月桂樹に姿を変える物語が中心。）

参考文献

最新名曲解説全集 補巻第3巻（音楽之友社）

外部リンク

* ダフネの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト)

その他

リヒャルト・シュトラウスの後期作品の一つであり、美しい旋律と豊かなオーケストレーションが特徴です。ギリシャ神話を題材にした、神秘的で幻想的な世界観が魅力です。

もう一度検索