チャンギ・ポイント・フェリー・ターミナル

チャンギ・ポイント・フェリー・ターミナルは、シンガポールの東端、チャンギ・ビレッジに位置する旅客船ターミナルです。かつてはチャンギ・ポイント桟橋と呼ばれていましたが、改築を経て現在の名称になりました。このターミナルは、シンガポール郊外に位置するチャンギ国際空港の北側、セラングーン湾からチャンギ川に入った場所にあります。

概要

ターミナルからは、主に近隣のウビン島やマレーシアのジョホール州への航路が運航されています。これらの航路で使用される船は、一般的に「Bumboat」と呼ばれる個人経営の小さな船で、定員は12人程度です。このフェリーターミナルは、国際線ターミナルという名前が付いていますが、その規模は非常に小さく、売店や免税店などの商業施設は一切ありません。

施設

ターミナルの施設は地下1階にあり、制限区域内外でいくつかの設備が利用できます。

制限区域外
チェックインカウンター（国際船用）
待合コーナー
飲料自動販売機
制限区域内
（国際船用）税関、保安検査場、出入国審査場
（国内船用）保安検査場

ターミナルの構造上、出国ホールと入国ホールは分かれていますが、実際には入国ホールのみが使用されています。保安検査は、到着時のみ実施されるのが特徴です。

定期航路

このターミナルから出発する船には、決まった時刻表はありません。船の定員に達した時点で随時出発します。もし定員に満たない場合でも、乗客が定員分の運賃を支払えば、船は出発します。

ウビン島
タンジュン・プングリ (マレーシア、ジョホール州、プングラン)

交通アクセス

チャンギ・ポイント・フェリー・ターミナルへのアクセス方法は以下の通りです。

バス:
チャンギ・ビレッジ・バス・ターミナルからアクセス可能です。
MRT東西線タナ・メラ駅からバス（SBSトランジット2系統）で約30分です。
タクシー:
チャンギ国際空港から約15分です。
シンガポール中心部からはパン・アイランド・エクスプレスウェイ（PIE）経由で約50分です。

その他

注意すべき点として、このターミナルと似た名前の「チャンギ・フェリー・ターミナル」が存在します。このターミナルはチャンギ国際空港の東側に位置しており、チャンギ・ポイント・フェリー・ターミナルからは南東へ約5km離れています。

周辺施設

ターミナルの周辺には、以下の施設があります。

チャンギ・ビレッジ・バス・ターミナル
チャンギ・ビーチ公園
チャンギ・ビレッジ・ホテル
チャンギ・セーリング・クラブ
チャンギ・ゴルフ・クラブ
チャンギ国際空港

関連項目

フェリー

外部リンク

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