チョーシン (ミサイル巡洋艦)

USS Chosin (CG-65)



USS Chosin（CG-65）は、アメリカ海軍に属するミサイル巡洋艦で、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の19番艦です。この艦の名前は、朝鮮戦争中の長津湖の戦いにちなんでいます。1991年に就役後、チョーシンは主に真珠湾を母港とし、太平洋艦隊の一員として多様な任務に従事してきました。

艦歴のハイライト



就役からの初期の活動


1991年の就役以来、チョーシンは様々なミッションを展開し、真珠湾に拠点を置いています。しかし、2008年4月の海軍のINSURVによる評価では「継続的な作戦行動に不適」と判定され、一時的に活動に制約を受けました。これを受けて、同年9月には5インチ砲の砲身を交換する作業が行われました。

海賊対策と人道支援


2009年11月6日、チョーシンはソマリア沖での海賊対策任務に参加し、第151合同任務部隊の旗艦としてアデン湾に進出しました。特に注目すべきは、11月17日にイエメンの漁師3人を救助した事件です。この漁師たちは、12人の海賊に襲われ、海に放り出されていました。チョーシンの医務官は、漁師たちに食料と水を提供し、状態が安定した後、イエメン海軍に引き渡しました。

定期検査と国際活動


その後、チョーシンは2013年4月にINSURVの定期検査に合格し、同月30日に母港を離れて西太平洋での哨戒任務を実施しました。この任務では、同盟国との共同防衛活動や人道支援活動が計画されており、国際観艦式に参加することで、その存在感を示しました。

カナダ海軍への支援


2014年2月には、ハワイ沖での事故に遭ったカナダ海軍の補給艦プロテクチュールに対し、ヘリコプターを用いて支援物資を届けました。この行動に対して、カナダ政府はチョーシンに対して表彰を行いました。

現在の状況


2015年、チョーシンは「レイク・エリー」や「ポート・ロイヤル」と共に「休息状態」に入ることが決まりました。さらに、2016年6月には母港がサンディエゴに移転しました。

まとめ


今後もUSS Chosinはアメリカ海軍の一翼を担い、艦隊の一部として各種任務を遂行していくことでしょう。様々な国際的な協力活動において重要な役割を果たしつつ、艦隊内での位置づけを確固たるものにしています。

関連項目



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