テリー・ヨラス

テレンス・チャールズ・"テリー"・ヨラス（Terence Charles "Terry" Yorath, 1950年3月27日 - ）は、ウェールズ・カーディフ出身の元サッカー選手であり、引退後はサッカー指導者として活躍しました。ポジションは主にミッドフィールダーでした。

選手としてのキャリア

ヨラスはリーズ・ユナイテッドFCのユースチームで才能を磨き、1967年にプロ選手としてのキャリアをスタートさせました。1972-73シーズンからトップチームに定着し、ドン・レヴィー監督の指導の下、チームはFAカップとUEFAカップウィナーズカップの決勝に進出しました。しかし、残念ながらどちらの大会も準優勝に終わりました。翌1973-74シーズンには、チームはリーグ優勝を果たし、ヨラスもその勝利に大きく貢献しました。さらに、1974-75シーズンにはUEFAチャンピオンズカップ決勝に進出し、ヨラス自身も同カップの決勝に初めて出場したウェールズ人選手となりました。決勝ではFCバイエルン・ミュンヘンに2-0で敗れ、ヨーロッパの頂点には届きませんでした。

1976年、ヨラスはコヴェントリー・シティFCに移籍しました。移籍金は12万5千ポンドでした。コヴェントリーではキャプテンを務め、1977-78シーズンにはチームを7位に導くなど、中心選手として活躍しました。

1979年にはトッテナム・ホットスパーFCに移籍し、リーグ戦46試合に出場しました。

ウェールズ代表としては、59試合に出場し、そのうち42試合でキャプテンを務めました。

1982年、ブラッドフォード・シティAFCに選手兼任アシスタントコーチとして加入。1985年にはブラッドフォード・サッカー場火災に遭遇するという悲劇も経験しました。1986年からは選手兼任監督としてスウォンジー・シティAFCを率い、1987-88シーズンにはチームを4部から3部へと昇格させるという実績を残しました。

指導者としてのキャリア

1989年からはウェールズ代表監督に就任し、その傍らスウォンジーとブラッドフォードの監督も兼任しました。1991年には、代表監督に専念するためにスウォンジーの監督を辞任しました。1993年8月には、ウェールズ代表はFIFAランキングで27位となり、当時の代表の最高位を更新しました。

1994年にはカーディフ・シティFCのGMに就任し、その後監督のエディ・メイの解任に伴い、監督に就任しました。しかし、チームの成績は向上せず、1995年3月に解任されました。

1995年から1997年までレバノン代表を指揮しました。その後、ハダースフィールド・タウンFCとブラッドフォード・シティでコーチを務め、シェフィールド・ウェンズデイFCではアシスタントコーチに就任。監督のポール・ジュエルの解任後には監督に昇格しました。

タイトル

リーズ・ユナイテッド
リーグ: 1968-69, 1973-74
FAカップ: 1971-72
リーグカップ: 1967-68

トッテナム・ホットスパー
FAカップ: 1980-81

外部リンク

* Terry Yorath - Transfermarkt

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