テレビ小山放送

テレビ小山放送株式会社（TVO）の概要

栃木県小山市に本社を構えるテレビ小山放送株式会社（テレビおやまほうそう）は、地域に密着したケーブルテレビ局であり、特殊なFM放送も行っている特定地上基幹放送事業者です。略称はTVOですが、テレビ大阪とは関係ありません。小山市のシンボルであるセグロセキレイをモチーフにしたマスコットキャラクター「ティーボ君」が特徴的です。

業務区域

TVOの放送エリアは、栃木県全域をカバーしています。具体的には、小山市、下都賀郡野木町、そして河内郡上三川町の一部地域が含まれています。

主な放送チャンネル

TVOでは地上波の系列別再送信局を運営しており、地上デジタル放送は周波数変換パススルー方式を採用しています。この方式に対応する地上デジタル放送対応テレビまたはチューナーを利用すれば、視聴が可能です。また、デジタルTVのプラットフォームには「i-HITS」が利用されています。

2014年春には、自主制作番組用の111chとおやま行政テレビの112chがHD化し、同時に112chは101chに移行しました。

ラジオ局の運営

TVOは、地域密着型のコミュニティ放送「おーラジ」を展開しています。この放送は小山市の一部地域を対象としており、特に地元の情報を配信することを目的としています。TVOは、ケーブルテレビ会社として、県内ではFMくらら857に次ぐ特定地上基幹放送局としての地位を確立しました。

「おーラジ」のスタジオおよび送信所は小山市中央町にある小山駅西口のビル、ロブレに設置されており、呼出符号はJOZZ3CM-FM、周波数77.5MHz、出力は20Wです。放送エリアには小山市だけではなく、栃木市、下野市、さらには茨城県結城市の一部地域が含まれています。また、TVOも同周波数でこの内容を再送信しています。インターネット配信はFM++を通じて行われており、放送は毎日7:00から21:00までの間、生放送で実施されています。地域の災害対策として、小山市は「災害対策基本法に基づく放送要請に関する協定」を締結しており、緊急時には特別放送を行う準備が整えられています。

沿革

TVOの歴史は比較的新しく、2017年の8月30日に特定地上基幹放送局の予備免許を取得し、11月2日に正式に免許を取得しました。そして、11月4日には開局し、同時にインターネットでの放送も開始しました。

防災に対する取り組み

TVOは、防災ラジオの販売も行っています。このラジオは、緊急割込放送を受信する機能を持ったもので、一般のFM放送およびAM放送各3局を受信可能です。特に、小山市に住む75歳以上の世帯には購入補助制度が提供されています。小山市は、毎月1日・11日・21日、さらに第4水曜日の14:00には試験放送を実施し、防災への意識を高めています。

関連情報

TVOは、地域住民に密接に関わるメディアとして、地域のコミュニティの情報発信や防災に貢献しています。また、外部リンクとして公式サイトやSNSも利用可能で、最新情報が随時発信されています。

もう一度検索