テレビ朝日系列平日午後のワイドショー枠

テレビ朝日系列平日午後のワイドショー枠

テレビ朝日系列の平日午後のワイドショーは、月曜日から金曜日の午後に放送される情報番組のコレクションです。この枠は、テレビ朝日を中心にANN系列全体にわたる番組群を含んでおり、地域の視聴者に向けた情報提供が行われています。

歴史的背景

元々、この枠は他の放送局がネットワークセールス枠で運営していたのとは違い、テレビ朝日は常にローカルセールス枠を選択してきました。この背景には、朝日放送が以前から地域のワイド番組を放送していたことがあり、テレビ朝日自体も13時台に全国ネットのトーク番組を編成していたことが影響しています。その結果、一部の系列局では、テレビ朝日の放送をネットせず、地域の自社制作番組を流すことも行われました。これに対して、他の局では時代劇やサスペンスの再放送に充てられる例も見受けられました。

1990年代に入ると、TBSの『スーパーワイド』をはじめとする各局のワイドショーが相次いで15時台から14時台に移行し、放送時間を2時間に延長しました。それに対し、テレビ朝日の午後ワイドは14時台の1時間編成を維持し続け、特別な場合にのみ時間を拡大する形を取っていました。その後1996年に『ワイド!スクランブル』がスタートし、従来の昼12時台の情報番組枠と統合され、平日午後の情報番組枠は廃止されることになりました。

主要番組のラインナップ

この枠で放送された主要番組としては、以下のものがあります：

• - 女のひろば（1980年3月31日 - 1982年10月1日）: 1981年までは月曜日から木曜日の16時台に放送。
• - こんにちは2時（1982年10月4日 - 1995年3月31日）: 14時からの定期番組として人気を博しました。
• - パワーワイド（1995年4月3日 - 1996年3月29日）: このプログラムの終了に伴い、午後の情報番組枠の統合が進みました。

系列局の独自制作番組

一部の系列局では、テレビ朝日のネットワーク番組を放送せず、地域の特性に合った独自の制作番組を流しているところもありました。これにより、視聴者に対してより親近感のある情報提供が実現できていました。一部の系列局では、テレビ朝日発の番組とともに地元制作の番組が共存する形が見られました。特に西日本地域の放送局（名古屋テレビ、瀬戸内海放送、広島ホームテレビなど）では、自局の制作した番組を同時に配信することがありました。

主な地元制作番組の例

• - ワイドショー・プラスα（1972年1月 - 1982年12月）
• - バラエティワイド こんな時α（1983年1月 - 1985年10月）
• - 入川保則のほっとワイド（1985年10月 - 1986年6月）

このように、テレビ朝日系列の平日午後のワイドショー枠は、地域社会に密着した情報番組を通じて、視聴者のニーズに応え続けてきた歴史があります。

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