ディープ・パープル マシン・ヘッド・トリビュート:リ・マシンド

『ディープ・パープル マシン・ヘッド・トリビュート：リ・マシンド』（Re-Machined: A Tribute to Deep Purple's Machine Head）は、ハードロックバンド、ディープ・パープルの名盤『マシン・ヘッド』を称え、その楽曲を現代のトップアーティストたちが再解釈したトリビュート・アルバムです。

概要

このアルバムは、『マシン・ヘッド』の収録曲に新たな息吹を吹き込むことを目指し、現代のハードロック/ヘヴィメタルシーンを代表するアーティストから、往年の名プレイヤーまで、幅広い才能が集結しました。普段トリビュート作品に参加することの少ない貴重な顔ぶれが参加している点も、大きな魅力となっています。

また、2012年7月16日に逝去したキーボード奏者、ジョン・ロードへの追悼の意を込めたメモリアル・アルバムとしての側面も持っています。彼の音楽的功績を讃え、参加アーティストたちがそれぞれの解釈で『マシン・ヘッド』の楽曲を演奏しています。

収録曲

Smoke on the Water / カルロス・サンタナ、ジャコビー・シャディックス
Highway Star (Live) / チキンフット
チキンフットによるカバー。ジョー・サトリアーニのギターソロは、ジョン・ロードのキーボードソロを彷彿とさせます。
Maybe I'm a Leo / グレン・ヒューズ、チャド・スミス
第3期ディープ・パープルのメンバーだったグレン・ヒューズと、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマー、チャド・スミスによるカバー。グレン・ヒューズは、この楽曲が第3期パープルのソウルフルでブルージーなグルーヴに通じると語っています。
Pictures of Home / ブラック・レーベル・ソサイアティ
Never Before / キングス・オブ・カオス
このアルバムのために結成されたスペシャルプロジェクト、キングス・オブ・カオスによるカバー。ジョー・エリオット（デフ・レパード）、スティーヴ・スティーヴンス、ダフ・マッケイガン（ガンズ・アンド・ローゼズ）、マット・ソーラム（ガンズ・アンド・ローゼズ）という豪華メンバーが集結しています。
Smoke on the Water / ザ・フレーミング・リップス、ギビー・ヘインズ
Lazy / ジミー・バーンズ、ジョー・ボナマッサ
レッド・ツェッペリン、エアロスミス、アイアン・メイデンなどを手がけたケヴィン・シャーリーがプロデュース。エアロスミスのブラッド・ウィットフォードもギタリストとして参加しています。
Space Truckin' / アイアン・メイデン
アイアン・メイデンによるカバー。彼らがディープ・パープルの楽曲をカバーするのは初めてのことです。ギタリストのヤニック・ガーズはかつてイアン・ギランのバンドであるギランに在籍しており、ブルース・ディッキンソンもソロとして「ブラック・ナイト」を歌ったことがあります。キーボードが不在のため、トリプル・ギターで演奏されています。
When a Blind Man Cries / メタリカ
『マシン・ヘッド』には未収録ですが、同時期にレコーディングされたシングルB面曲。ディープ・パープルが近年ライブで演奏することも多い、隠れた名曲です。
Highway Star / グレン・ヒューズ、スティーヴ・ヴァイ、チャド・スミス
輸入盤ボーナストラック。

DVD（初回限定盤）

初回限定盤には、以下の映像を収録したDVDが付属します。

Highway Star / チキン・フット（ライブ映像）
Lazy / ジミー・バーンズ、ジョー・ボナマッサ（スタジオレコーディング映像）
参加アーティストらによるインタビューやレコーディング風景を収録したメイキング映像

『リ・マシンド』は、『マシン・ヘッド』の魅力を再発見するとともに、参加アーティストたちの創造性と才能が光る、聴き応えのあるトリビュート・アルバムです。

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