デックスエンタテインメント

株式会社デックスエンタテインメント（Dex Entertainment Inc.）は、かつて株式会社インデックスの傘下にあった映像・オンラインゲームメーカーです。2003年にインデックスとマーベラスエンターテイメントの合弁会社として設立され、映像ソフトの企画・制作・発売・販売、そしてオンラインゲームの企画・運営を主な事業として展開していました。

沿革

2003年の設立当初は、映像ソフトとオンラインゲームの両分野で事業を展開していました。映像ソフトでは、海外作品の販売の他、オリジナル作品の制作も行っていました。しかし、2008年に大きな転換期を迎えます。同社のゲーム部門が株式会社ゲームポットに買収され、新たに設立された子会社であるGPコアエッジに事業が引き継がれることになったのです。これにより、デックスエンタテインメントは映像ソフト事業に特化していくことになります。

映像ソフト（販売）

デックスエンタテインメントが販売を手がけた映像ソフトには、以下のような作品があります。

悪魔のいけにえ
悪魔の沼
アニメンタリー 決断
ククーシュカ ラップランドの妖精
クロウ 飛翔伝説
サスペリア
人体解剖マニュアル
小さな悪の華
ディア・ピョンヤン
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

これらの作品は、ホラー、アニメ、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルに渡っています。海外作品の販売を通じて、日本の映像ソフト市場に貢献しました。

映像ソフト（オリジナル）

デックスエンタテインメントは、オリジナル作品の制作にも力を入れていました。以下に代表的な作品を挙げます。

やさぐれぱんだ
古地図江戸さんぽ
〜池波正太郎 「鬼平犯科帳」を歩く〜
〜池波正太郎 「剣客商売」を歩く〜

これらの作品は、独自の視点やテーマに基づいた企画が特徴です。「やさぐれぱんだ」はキャラクターコンテンツとして人気を博し、「古地図江戸さんぽ」や「〜池波正太郎」シリーズは、歴史や文化に焦点を当てた作品として評価されました。

映画（オリジナル）

デックスエンタテインメントは、映画の制作にも携わっています。以下にオリジナル映画作品を挙げます。

ちーちゃんは悠久の向こう
渋谷区円山町

これらの作品は、劇場公開された作品であり、デックスエンタテインメントの映像制作における幅広さを示しています。

現在、株式会社デックスエンタテインメントは過去のアーカイブとしてのみその名残をとどめています。しかし、同社が手がけた映像ソフトや映画作品は、現在も多くの人々に楽しまれており、その足跡は日本のエンターテインメント史に刻まれています。

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