トナリエ四日市

トナリエ四日市について

トナリエ四日市は、三重県四日市市にある複合商業施設です。その前身であるアムスクエア、ララスクエア四日市についても解説します。

概要

四日市市立博物館や都ホテル 四日市に隣接し、近鉄四日市駅から徒歩5分という好立地に位置しています。四日市市の中心部にありながら、1,000台以上の車を収容できる立体駐車場と地下駐車場、250台分の駐輪場を備えています。また、隣接するじばさん三重や都ホテルとは、外に出ることなく行き来できる構造になっています。

歴史

1982年、三重県立四日市工業高等学校が日永地区に移転した跡地と、近鉄四日市駅西側街区を四日市市が購入しました。1987年1月、四日市市は総面積27,000平方メートルのうち15,000平方メートルを民間公募で開発することを発表。複合商業施設、シティホテル、駐車場の3つを整備する条件で、4つの共同企業体が応募しました。同年9月、四日市市開発公募委員会は三井不動産とフジタ工業の案を採用し、公園、博物館と共に一体開発されることになりました。

1991年11月3日、松坂屋四日市店を核店舗として開業。商業棟、ホテル棟、立体駐車場棟からなる大型複合施設でした。アムスクエアの開業は、四日市市内の他の商業施設にも増床や新規開業を促すほどのインパクトを与えました。しかし、開業からわずか10年後の2001年に松坂屋が撤退。その後は専門店のみで営業していましたが、2002年7月に全店舗が閉店し、施設全体が閉鎖されました。

2004年3月から2005年3月にかけて、三井不動産グループによる再開発が行われました。2004年11月20日には、映画館（109シネマズ四日市店）やゲームセンターなどが4階から6階の上層階に先行オープンし、「アムスクエア」が再オープンしました。四日市市の中心市街地活性化促進奨励も背景にあり、翌2005年3月12日にはアピタ四日市店をはじめとする各テナントが入居し、三井不動産商業マネジメント運営による「ララスクエア四日市」としてグランドオープンを果たしました。

2021年1月18日には、日本エスコン（中部電力グループ）が施設を取得し、施設名称を「tonarie（トナリエ）四日市」に変更しました。

イベント

毎月第二日曜日には、4階イベントスペースでキッズステージ（未成年によるダンスショーなど）が開催されています。キッズステージ終了後には、ご当地アイドルである4-sailsの定期ライブが行われています。

テナント

トナリエ四日市のテナントは、「アピタゾーン」「専門店ゾーン」「飲食店ゾーン」の3つに分かれています。

1階にはアピタが入居しており、アピタゾーンとして店舗を展開しています。以前は2階と3階にもアピタが入居していましたが、2024年現在、2階はUDリテール運営のドン・キホーテ、3階はコジマ×ビックカメラが入居しています。

また、6階には市内唯一の映画館（シネマコンプレックス）である109シネマズ四日市が出店しています。なお、成人映画館であるロッポニカ四日市は含まれません。

脚注

参考文献
四日市市 編『四日市市史第十九巻 通史編現代』四日市市、平成13年7月1日、1100p.

外部リンク

トナリエ四日市
アピタ四日市店
109シネマズ四日市

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