トニー・セテラ

トニー・セテラは、1938年10月9日生まれのアメリカ出身の俳優です。身長189cmという恵まれた体格で、日本映画やテレビドラマを中心に活躍しました。稲川素子事務所に所属していました。

映画

1960年代から映画に出演しており、初期には『怪談 異人幽霊』（1963年）などに出演しています。1970年代には、アクション映画『激突! 殺人拳』（1974年）でアブダル・ジャード役を演じ、強烈な印象を与えました。また、『ノストラダムスの大予言』（1974年）ではニューギニア調査隊員役、『エスパイ』（1974年）など、東宝の特撮作品にも出演しています。1980年代には、『汚れた英雄』（1982年）、『上海バンスキング』（1988年）、『丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる』（1989年）などに出演しました。

テレビドラマ

テレビドラマでは、1973年の『太陽にほえろ!』第72話でジョン・スミス役を演じたのを皮切りに、数多くの作品に出演しています。『日本沈没』（1974年 - 1975年）ではダグラス教授役を演じ、存在感を示しました。その他、『バーディー大作戦』、『唖侍鬼一法眼』、『プレイガールQ』などの人気ドラマにもゲスト出演しています。

1975年には、『秘密戦隊ゴレンジャー』第8話にスコット役で出演し、特撮ファンにもおなじみの顔となりました。また、『非情のライセンス』、『人魚亭異聞 無法街の素浪人』など、アクションドラマにも出演しています。1976年 - 1977年には、『宇宙鉄人キョーダイン』でアジモフ教授役、ルーマン役を演じました。

1977年には、NHK大河ドラマ『花神』、連続テレビ小説『いちばん星』に出演し、幅広い層に知られるようになりました。また、『Gメン'75』、『われら行動派!』など、刑事ドラマにも出演しています。1980年代には、『ポーツマスの旗』（1981年）、『宇宙刑事ギャバン』（1982年 - 1983年）、『スチュワーデス物語』（1983年 - 1984年）など、話題のドラマに多数出演しました。

1990年代以降も、テレビドラマへの出演は続き、『じゃじゃ馬ならし』（1993年）、『新幹線物語'93夏』（1993年）、『ヘルプ!』（1995年）、『ハートにS』（1995年）、『そして誰かいなくなった』（1997年）、『イヴ』（1997年）、『ハッピーマニア』（1998年）、『寝台急行銀河殺人事件』（1999年）、『おばはん刑事!流石姫子2』（1999年）、『パーフェクトラブ!』（1999年）など、様々なジャンルのドラマに出演しました。

1999年には、『ウルトラマンガイア』第33話に森の老人役で出演し、再び特撮作品に登場しました。2000年代に入ってからも、『スタイル!』（2000年）、『フレーフレー人生!』（2001年）、『OLヴィジュアル系 完結編』（2001年）、『軽井沢ミステリー2 風立ちぬ』（2002年）、『逮捕しちゃうぞ』（2002年）、『結婚相談員 末永卯月の推理案内状5』（2004年）などに出演しています。2009年には、『仮面ライダーW』第4話に神父役で出演しました。

バラエティ番組

『さんまのSUPERからくりTV』、『世界・ふしぎ発見!』、『笑っていいとも!』、『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』、『さんまのなんでもダービー』、『8時だJ』、『たけしの万物創世紀』など、数多くのバラエティ番組にも出演し、お茶の間の人気者となりました。

CM

マンスリーレオパレスのCMにも出演していました。

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